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行政書士試験は、知識の戦いであると同時に、「日常の崩壊」をいかに防ぐかという、自己管理の戦い。

S.Hさん
受験歴: 2回
2025年度 行政書士試験合格者
2025年度

講座受講歴

・記述式マスター総合講座

はじめに

人生には、自分一人の力ではどうしても動かせない停滞期というものがあります。数年前までの私は、まさにその真っ只中にいました。日々の業務をこなし、休日はそれなりに楽しむ。しかし、心のどこかで「自分はこのままでいいのだろうか」という漠然とした不安を抱えていました。
そんな私の世界を変えたのは、現在のパートナーとの出会いでした。パートナーは常に目標を持ち、自己研鑽を惜しまない人でした。共に時間を過ごす中で、私は「この人の隣に胸を張って立ち続けたい、二人で高め合える関係でありたい」と強く願うようになりました。その想いが、単なる憧れから「自分自身を根本から変えるための挑戦」へと昇華されたとき、私の視線の先には「行政書士試験」という高い壁がそびえ立っていました。この試験に合格することは、私にとって単なる資格取得ではなく、新しい自分へと生まれ変わるための、人生を賭けたセレモニーだったのです。

勉強方法全般[合格までの道のり]

私の合格までの道のりは、決して平坦ではありませんでした。1年目の独学での失敗、そして2年目の戦略的転換。そのプロセスを「初期段階」と「直前期段階」に分けて振り返ります。

<初期段階:1月〜6月>

基礎の再構築と「会社法」への先制攻撃
1年目の本試験。自己採点の結果は178点でした。合格まであと1問、わずか2点。その数字を突きつけられた時、目の前が真っ暗になりました。敗因は明確でした。民法の体系的理解が浅く、応用問題で足をすくわれたこと。そして、多くの受験生と同様に「会社法」を捨て科目にしてしまったことです。
2年目のスタートにあたり、私はリーダーズ総合研究所の山田先生の門を叩きました。

[受講の経緯]

178点という結果は、知識がバラバラの「点」でしかなく、法律の「構造」を理解していない証拠でした。根本から思考回路を組み替える必要があると感じ、圧倒的な論理的アプローチで定評のある山田先生のWEB受講を決意しました。

[講座の活用法と良かった点]

山田先生が提唱する「フレームワーク」は、単に条文を覚えるのではなく、「誰が、誰に、何を、どのような理由で請求できるのか」という法的な思考の枠組みを徹底的に叩き込まれました。これにより、初見の事例問題でも動揺せずに解法を導き出せるようになりました。

[講師の良かった点]

山田先生の講義は、試験に出るポイントを単に羅列するのではなく、「なぜそうなっているのか」という制度趣旨から説き起こしてくださいます。WEB受講でしたが、画面越しに伝わる先生の情熱と「受験生を迷わせない」という明確な指針に、何度も救われました。

[会社法の攻略]

1年目の反省を活かし、1月から会社法に注力しました。山田先生おすすめの専門書を、試験勉強の本格始動前に3周読み込みました。1周目で用語に慣れ、2周目で仕組みを知り、3周目で全体像を掴む。この「先制攻撃」によって、夏以降に主要科目に集中できる精神的余裕が生まれました。

<直前期段階:7月〜試験当日>極限のルーティン

夏を越えてからは、知識の精度を「本番仕様」に引き上げる段階です。ここから、パートナーとの二人三脚が本格化しました。

[平日の4時起床・5時始業]

7月以降、私たちは生活のすべてを試験に捧げました。平日は朝4時に起床。5時には会社近くのカフェに二人で入り、始業の9時ギリギリまで勉強に没頭しました。仕事の前に「やりきった」という感覚を持つことで、日中の業務にも集中でき、夜は復習に徹するという理想的なサイクルが完成しました。

[土日の図書館合宿]

週末は開館から閉館まで図書館にこもりました。疲労で集中力が切れた時、隣で黙々とテキストを捲るパートナーの横顔を見るだけで、「もう一踏ん張りできる」と自分を鼓舞できました。

鋼の意志で乗り越えた、仕事と学業の境界線

2年目の受験生活は、体力と精神力の限界との戦いでもありました。仕事では責任あるプロジェクトを任され、残業が続く日もありました。しかし、「忙しい」を言い訳にすれば、1年目の二の舞になることは明白でした。私は、勉強時間を「確保するもの」ではなく「捻出するもの」と考えました。飲み会はほとんどを断り、通勤中の電車での往復40分、昼休みの30分はアプリ「行政書士過去問10年分」で問題を解くことをメインに取り組みました。
ある時、仕事のトラブルで深夜帰宅が続き、朝起きられなくなったことがありました。挫けそうになった私に、パートナーは「今日は30分だけでいいから、一緒にやろう」と声をかけてくれました。行政書士試験は、知識の戦いであると同時に、「日常の崩壊」をいかに防ぐかという、自己管理の戦いだったのだと痛感します。
試験当日、会場に向かう道すがら、私たちはほとんど言葉を交わしませんでしたが、お互いの手のひらに刻まれたペンの跡が、これまでの凄絶な日々を物語っていました。試験開始の合図が鳴った瞬間、不思議と緊張は消え、「いつも通り、カフェでやっていることを再現するだけだ」という静かな自信が込み上げてきました。

私の「成功談」と「失敗談」

これから受験される皆様へ、私の経験から得た教訓を共有します。

[失敗談]

独学の限界と「2点の重み」を軽視したこと 1年目の私は、「過去問を回せば受かる」という安易な思い込みをしていました。理解を伴わない暗記は、本試験のひねった問題に対応できません。178点で落ちた時、私は「運が悪かった」と思おうとしましたが、それは間違いでした。その2点は、基礎の欠如が生んだ「必然の差」だったのです。独学に固執し、専門家の指導を仰ぐのをためらったことが最大の遠回りになりました。

[成功談]

プロの視点を取り入れ、環境を共有したこと 2年目の成功の鍵は、「山田先生というプロの思考(フレームワーク)を完全にトレースしたこと」です。自分勝手な解釈を捨て、プロが示す「型」に自分をはめ込むことで、得点は安定しました。また、パートナーと生活リズムを完全に同期させたことも大きかったです。一人では甘えが出る場面でも、共有された目標とスケジュールがあれば、逃げ場がなくなります。この「逃げ場のない環境づくり」こそが、合格を引き寄せた最大の要因でした。

最後に

行政書士試験は、単なる暗記試験ではありません。それは、自分自身の弱さと向き合い、限られた時間の中でいかに戦略を立て、実行し続けるかを問う「人間力の試験」です。そして、合格の先にあるのは、資格という証書だけでなく、「自分はここまでやれるんだ」という揺るぎない自信です。
もし、今あなたが不合格の淵にいたり、仕事との両立に苦しんでいたりしても、どうか諦めないでください。正しい導きを選び、信じ合える存在や自分なりの「絶対に受かる理由」を糧にすれば、扉は必ず開きます。合格の先には、今まで見たこともない景色が広がっています。皆様の努力が、最高の形で結実することを心より願っております。

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