予備試験合格から司法試験受験へ向けて何をやるべき?
受験生が実際にやってるギアチェンジはこれだ!

■公開:2026.02.17
長期間に渡る学習を乗り越え、難関である予備試験を突破されたことは、確かな実力の証です。
そして次に目指すのは、いよいよ司法試験合格。
予備試験合格者の司法試験合格率は高く、確かな手応えの中このままの流れでいけるだろう、と感じている方も多いのではないでしょうか。
しかし、司法試験は単に予備試験の延長線上にある試験ではありません。
論文の問題文の分量や評価のポイント、短答と論文を並行して進める学習スタイルなど、求められる対応力は予備試験と大きく異なります。
加えて2026年の試験から導入される、CBT試験。
特に予備試験合格後すぐに司法試験戦線に合流する方は、他の受験生よりこのCBT対策に関しては遅れを取っていることも考えられます。
予備試験合格後、どのタイミングで、何を意識して勉強を切り替えるか。
このギアチェンジの成否が、司法試験合格を左右すると言っても過言ではありません。
本記事では、予備試験合格者が司法試験に向けて実際に行っている学習の切り替え方を、受験生の声を交えながらご紹介します。
次の一歩に迷っている方にとって、司法試験合格へ向けた行動のヒントとなれば幸いです。
No.1 司法試験に向けて大事なのはメリハリと勉強の方向性

予備試験合格おめでとうございます。
近年の就活の早期化により、
具体的には、①悔しさをバネに、
司法試験の勉強は、実力を落とさないという守りの勉強です。
正直、高揚感はありませんが、
そう考えると、
No.2 Mさん 問題形式に慣れることと短答と論文のバランスを重視

予備を受験してから司法試験までに気を付けたことは大きく2つあります。
1つは、問題形式に慣れることです。
司法試験は、拾うべき事実が多く、最初は時間切れになってしまうことが多々ありました。
とにかく過去問を起案したり、答練を受講したりして、司法試験の形式に慣れることを心掛けました。
また、予備試験と比べて司法試験では、事実の評価(あてはめ)が重視されていると感じたので、答練を受講し、自分が適切にあてはめできているか、第三者にチェックしてもらうようにしました。
2つ目は、短答と論文のバランスです。
予備試験とは違って、司法試験では短答と論文を並行して学習しなければなりません。
予備試験合格までにある程度、短答知識を身に付けることができていたとはいえ、直前期は短答に割ける時間が少なく苦労しました。
直前期に簡単に見直せるように、短答知識を一元化しておくと良いと思います。
No.3 Tさん 出題の難易度や傾向を把握し、予備試験時からのルーチンをこなす

前提として、予備試験対策時より、論文問題集の周回及び論証集の暗記は継続していました。
新たな対策として、当然ながら過去問対策を行いました。
特に過去直近3年の出題傾向は入念に調べ、いわゆる新司法試験の開始年度の過去問にまで遡って出題傾向を把握しました。
時間に余裕があったので、答案構成の周回もしました。
科目ごとに傾向の変化の有無やその程度が異なり、行政法は、直近1年で現場思考的要素の重みが増すという大きな傾向変化があったので、特に注意して対策を立てました。
傾向と対策を把握したうえで、これをベンチマークとしてインプットの重点を調整しました。
司法試験の出題の難易度や傾向を念頭に置きつつ、予備試験時からのルーチンをこなすことが安定合格の秘訣と考えていました。
なお、選択科目に関しては、『これ一冊』を中心に対策を立てました。
No.4 Kさん 予備試験の知識を維持しつつ、司法試験との差異を埋めていく

予備試験合格後、司法試験の対策をするに当たり、留意した点は論文、短答それぞれについて、以下のとおりです。
論文では、問題文の分量、設問の指示の複雑さ、学説知識の要否(主に刑法)等、予備試験とは大きく異なります。
そのため、主に過去問演習を通じて、それらの差異に慣れると共に、科目によっては学説知識をインプットする必要があります。
また、直前期には、辰已のファイナル予想答練を受験し、本番に備えました。
短答では、予備試験と異なり、各科目に足切りの点数が設定されており、足切られてしまうと論文が採点されません。
そのため、短答を侮ることはできず、毎日少しずつでも取り組み、予備試験の対策で培った短答対策を維持する必要があります。
特に憲法で苦戦する受験生が多く、必要に応じて芦辺憲法等の参考書で短答知識をインプットする必要があると思います。
予備試験合格者がやっている、司法試験へのギアチェンジの共通点

お話しを伺った予備試験合格者の、司法試験へのギアチェンジ方法を振り返ると、アプローチはそれぞれ異なるものの、共通して意識されているポイントがあります。
それは次の3点です。
- 司法試験特有の問題形式・分量・評価軸に早めに慣れること
- 論文だけでなく短答を軽視しないこと
- 予備試験までに築いた学習ルーチンを大きく崩さないこと
予備試験合格者の司法試験対策は、ゼロからの勉強ではありません。
予備試験で積み上げた実力を、どう司法試験仕様に微調整していくかが合否を分けるポイントになります。
司法試験に向けてまずやるべき3つの行動指針

ここからは、予備試験合格後に多くの受験生が実際に取り組んでいる具体的な行動を整理します。
① 早い段階で司法試験の練習問題や過去問に触れる
多くの受験生が口を揃えて言うのが、司法試験は予備試験とは別物という点です。
どの部分を指しているかと言えば、特に論文式試験での、
- 問題文の分量が多い
- 設問の指示が複雑
- 事実の拾い方・評価(あてはめ)の比重が高い
これらは、実際に司法試験の練習問題や過去問を解いてみないと実感しにくい部分です。
最初は完璧に解けなくても構いません。
まずは起案や答案構成を通じて、とにかく問題形式に慣れることが重要です。
② 論文と短答を並行して進める意識を持つ
司法試験では、短答で足切りに遭遇すると論文が採点されません。
そのため、論文に集中しすぎて短答がおろそかになるのが非常に危険です。
受験生の声にもあったように、
- 短答知識を一元化しておく
- 毎日少しずつでも短答に触れる
といった工夫が直前期の安定感、強いては司法試験短答式試験の突破に繋がります。
特に苦手科目がある場合は、早めの補強を意識しておきましょう。
③ 予備試験時代の「勝ちパターン」を維持する
司法試験対策に入ると、新しい教材や対策に目が向きがちです。
しかし、多くの予備試験合格者が実践しているのは、
- 論文問題集の周回
- 論証集の暗記
- これまでの学習ルーチンの継続
といった、予備試験時に機能していた学習法をベースにすることです。
そこに、
- 司法試験の出題傾向の分析
- 科目ごとの重点調整
を上乗せしていくイメージが、無理のない司法試験へのギアチェンジにつながります。
司法試験直前期に向けた仕上げとして意識したいこと

直前期には、アウトプットの精度を高めるために論文の答練や模試を活用する受験生も多く見られます。
- あてはめの妥当性を第三者にチェックしてもらう
- 本番を想定した時間配分を身に付ける
- CBT試験のシステムに慣れる
といった点で、答練や模試は非常に有効です。
司法試験の合格者の多くの方も述べていますが、やはり答案を第三者に添削してもらうことは合格を狙うためには大切です。
法科大学院ルートであれば、ゼミを組んだり学生同士で評価しあうことで、弱点やクセ、自分に無い気づきを得ることが可能であり、そうしたことにより直前期においても論文の点数が伸びる受験生もいます。
一方、予備試験合格者の場合そのようなコミュニティーに所属していない方も多いので、論文の点数が伸び悩む方も少なくありません。
そのため予備校の答練や模試を活用する方が多いのです。
そしてここが最も大きなポイントなのですが、2026年から司法試験は短答・論文共にCBT試験になりますので、CBTシステムを用いた練習をしたかどうかは結果に大きな差が付く可能性が考えられます。
2026年2月に法務省がCBT試験のプレテストを実施しました。
このプレテストを受験された方の声からも、答練でCBT試験の練習をしていたから慌てず受験出来た、とCBT試験に対して慣れが重要であることが再認識されています。
またこのプレテストを通して、司法試験本試験で落ち着いて自身のパフォーマンスを最大限発揮するためには、CBTシステムの慣れのみならず、試験環境(持ち物や休憩の過ごし方など)の外部環境も合わせて考慮する必要性が出てきました。
(この辺りの詳しい内容は、⇒ 【司法試験・予備試験CBT】法務省プレテスト体験記|受験者の声と本試験対策でまとめていますので是非参考にしてみてください。
実際の受験生の声から、試験での状況や注意すべきポイントなどがわかり、有益な情報になっています。)
これらのことから考えると、今まで以上に答練や模試の重要性が高まっています。
辰已ではこのCBT試験に対して、本試験に最も近しいシステムを制作・運用しており、答練や模試で受験生にCBT試験に対応し得る環境をご提供しています。
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先に予備試験合格者の方からもご紹介いただきました、毎年直前期に好評のファイナル予想答練は、CBT司法試験全国公開模試の受験者は特別価格で受講できます!
自分に合ったギアチェンジで、司法試験合格へ
予備試験合格は、間違いなく大きな成果です。
しかし、司法試験合格まではまだ道半ば、いわばここからが勝負です。
実力者揃いの予備試験合格者といえど、
- 不合格者が毎年一定数存在する現実
- 法科大学院ルート受験者の増加
- CBT試験導入という新たな刺客
といった状況を冷静に受け止めることが、最後まで走り切る原動力になります。
では今からやることは分かりました。
ですが予備試験合格後の過ごし方に、唯一の正解はありません。
しかし、
- 司法試験の形式を早めに理解する
- 短答と論文のバランスを意識する
- これまでの学習の軸を崩さない
この点は決してブレず、まずは最低限この3点を押さえることで、司法試験合格への確率は高まります。
本記事が、予備試験合格後に迷いを感じている受験生にとって、司法試験合格へ向けての次の一歩を踏み出すヒントになれば幸いです。
司法試験へのギアチェンジをスムーズに進めるために
予備試験に合格しているとはいえ、司法試験では問題文の分量、あてはめの比重、短答との並行など、求められる対応が大きく変わります。
実際、今回ご紹介した受験生の中にも、
- 司法試験形式に慣れるために答練を活用した
- 答案を第三者にチェックしてもらった
- 直前期の仕上げとして実戦演習を取り入れた
という声がありました。
また2026年の司法試験では、CBT試験導入により1段ハードルが上がります。
CBT試験に対しては予備試験合格者でも法科大学院ルートの受験生でも、スタートは一緒です。
だからこそ、システムや環境に慣れることが重要と言われているCBT試験対策は、結果に大きな差がでると予想されます。
普段からパソコンを使っているから大丈夫と思っていたら、実際はキーボードに慣れていないため誤変換連発で時間が掛かった、
試験の始め方や操作にまごついて時間が掛かってしまう、
CBTの練習をしていたので、慌てず受験(法務省プレテスト)できた、
⇒ 【司法試験・予備試験CBT】法務省プレテスト体験記|受験者の声と本試験対策
現時点でCBT試験に対しての感想は様々です。
司法試験合格を手にするため、残りの月日をとにかく今やれることをやっていきましょう。
辰已法律研究所では司法試験対策として、司法試験特有の答案・出題傾向に絞って演習が行える、講座・答練・模試をご用意しています。
もちろん答練や模試はCBT試験対応で、より本試験に近しいシステムを使って演習を行うことができます。
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