2024肢別本「刑事訴訟法」をご購入いただいた皆様へ
刑事訴訟法等の一部を改正する法律(令和5年法律第28号)への対応について
※令和6年の司法試験・予備試験は、令和6年1月1日に施行されている法令に基づいて出題することとなりました(令和5年11月7日司法試験委員会決定 同年同月29日発表)。従来は試験日当日において施行されている法令が基準であり、大きな制度変更となります。これにより、令和6年1月2日以降に施行される法令は、令和6年の解答にあたっては無視する必要があります。
刑事訴訟法では、令和5年5月17日に公布された刑事訴訟法等の一部を改正する法律(令和5年法律第28号)が、これに該当します。この法令中に、令和6年2月15日施行となる部分がありました。従来であれば、7月の試験日より前の施行ですので改正法を学修すればいいところですが、令和6年からは、この改正が無かったものとして旧法を前提に問題を解く必要があります。この点、最新の六法や基本書では既に改正部分の記述が改められているものもありますので注意が必要です。
書籍版「肢別本」は、制作時期がこの発表より前だったため、令和6年7月時点での施行法を前提として制作されています。そこで、以下に改正法を前提とした記述になっている問題番号と令和6年1月1日時点の解説内容への修正(条文の位置の変更のみ)をお知らせ致します。ご参考にしていただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
※赤字が、変更個所(令和6年1月1日時点の施行法内容)です。
606
解説:312条7項 → 312条4項
773、776、777、778
解説:291条5項 → 291条4項