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確実に今年受かるための学習

K.Sさん
受験歴: 1回
慶應義塾大学法科大学院【既修】
【受講歴】全国公開模試
2025年度

球場から法廷へ ──
勝利を掴むための「勝負哲学」と再現性の高い合格戦略

1 司法試験の受験を決意した経緯

私は甲子園最多勝利及び最多優勝回数を誇る高校の硬式野球部でプロ野球選手を目指していましたが、高1の夏に全治1年以上の怪我をし、高校時代はベンチに入り試合にも出ていたものの、より高いレベルでの野球選手生命を断念しました。そこで、大学生活からの目標として野球の代わりに司法試験を目指し始めたのが法曹を志す契機となりました。

その後、関西の私立大学で勉強を開始し、いわゆる予備校の入門講座を受け、継続的に勉強して参りました。そして、予備試験対策を中心に勉強し、慶應義塾大学大学院法務研究科に合格することができ、進学しました。

ロースクールに進学して感じましたが、ロースクール入学時点での学習の完成度の差がロースクール内部でもなかなか覆らないのと同様にロースクール外でもなかなか覆らないため、司法試験合格を念頭に置いた場合、予備試験合格ないしいわゆる上位ロースクールへの合格は、再現性高く確実に司法試験に合格しようと考えた際に重要になってくると思います。

合格体験記を読む方はこれから本格的に勉強される方だと思いますので、上記のような司法試験対策とは直接的にはいえない進路についても記載しました。

2 受験対策(ロースクール入学から合格まで)

(1)短答式試験対策:早期完成と精度維持

短答対策は、論文の土台となる知識の正確性を早期に確立するために、春学期終了後から着手しました。私の戦略は、短答で合格者平均点〜プラス15点という高い目標を設定し、論文に割く時間を最大限確保することにありました。

学習の中心に据えたのは、過去問の周回です。一元化教材の作成が苦手だったため、過去問自体を一元化教材とすべく、必要な知識や関連判例を直接書き込むスタイルを採用しました。これにより、問題の傾向と知識のインプットを同時に行い、効率を最大化しました。

また、出題方法の特性から過去問の周回に時間を要し、さらに知識を取り出すのに時間がかかると本番で時間不足になりかねない刑法については、過去問を3周した後は肢別本に移行しました。これはより多くの知識を高速で確認し、知識の抜け漏れを防ぐためです。結果として、本年は短答が難化し、憲法・刑法で得点が伸びきらず、民法で大きなミスを犯した年でしたが、この戦略のおかげで合格者平均点を確保することができました。
今年は優秀な友人も一定数短答の科目別合格点で足切りに遭う方もいましたので、確実に合格することを考えたときに短答対策は非常に重要だと思います。

(2)論文式試験対策:確実な合格を見据えて

論文式試験対策については、過去問や市販の問題集、各予備校の基本問題集から逃げずにがっぷり四つに組みあってこなしていく覚悟が必要かなと思います。実際、過去問を何周もして合格した人もいれば、過去問は直近5年分くらいしかせず市販の問題集に取り組んで合格した人もいます。このときに重要なことは、最終的なアウトプットの意識から逃れず、インプットした知識が試験問題として出たときに答案として出せるように準備していることかなと思います。その方法として、過去問を利用しようが、網羅性を意識して市販の問題集を利用しようが、ご自身の習熟度や得意不得意、科目特性等多くの要素に鑑みて決めるべきです。

そのうえで、最終的には穴を作らないインプットが重要かなと思いますので、何がどう出ても確実に相対的な合格答案を作ることを最終目的に、そこから離れないように学習されると良いかなと考えます。

(3)学校生活

慶應ロースクールでの学校生活は、司法試験対策の環境として活用しました。慶應の優秀な学友たちとの切磋琢磨は、モチベーション維持に有効でした。

図書館や自習室といったインフラは、集中して学習に取り組む上で大きな支えとなりました。定期的な学内試験や、予備試験組を含む友人と行うゼミ形式の勉強会は、論文の表現力や知識の深さを測る上で非常に有効でした。互いの答案を採点し合うことで、相対的な自分の位置を把握し、学習の方向性を細かく修正することが可能となりました。この恵まれた環境が、最終的な合格に繋がる充実した学習期間を築いてくれたと確信しています。この点については、それぞれの学習者により活用できる環境の幅や質が異なると思います。だからこそ、辰已法律研究所を筆頭に予備校の活用もこうした学習環境を整えるうえでひとつの有効な選択肢となるように思います。

3 辰已法律研究所及び辰已書籍の利用

(1)司法試験全国公開模試(以下「辰已模試」という。)

辰已模試の最大のメリットは、採点事項が細かく、後から自分で復習しやすい点にあると考えます。また、ヤマ当ては個人的にあまり好きではないものの、直前期にある程度出題可能性の高い事項の確認ができ、さらに受験する周りとの関係で差がつくことを防ぐことができる点もメリットかなと思います。加えて、模試から受験までの学習において活用できる特典も大きなメリットかなと思います。
実際、刑訴の論点の復習において優先順位付けに参考になったり、憲法短答で狙われそうな直近の最新判例についてまとめてくれているものを印刷して当日持ち込んだところいくつか出題があったように記憶しており、助かったなと思うようなこともあったりしました。

一方、他の予備校の模試も存在し、そちらの方が受験者が多いことから模試のひとつの目的である他の受験生との関係での相対的な自分の立ち位置を知る点において辰已模試は劣るといわれることもあります。
しかしながら、受けた実感としてはそのような指摘は当たらないように思います。たしかに受験者は辰已模試が若干少ないものの、一定数は存在することや合格者層も受けていること、成績の修正により最終的に出力される模試結果は司法試験との関係であまり乖離がなく、自身の立ち位置を把握することに役立ちました。

(2)絶対にすべらない合格答案の書き方

確実に合格するということを考えたときに、この1冊は非常に勉強になりました。司法試験においてはやってはいけないミスが存在すると考えており、この本はそのミスのいくつかを避けるのに有効だと思います。内容はここであまり詳しく述べられないものの、答案作成上の注意点やそもそも論としての合格答案に対する認識・考え方等知っていても意識できなければ意味がないので、薄くて読みやすいことに鑑みれば、時間が全く足りていない人を除けば幅広く受験生にお勧めできる書籍かなと思います。

(3)1冊だけで倒産法 第3版

倒産法の学習全般については入門講座を利用した予備校を利用しましたが、「1冊だけで倒産法」は活用しました。倒産法は法律基本科目である7科目と比較しても過去問と百選が非常に重要になってくる科目だと思います。このとき、過去問と論証が1冊にまとまっているのは非常に勉強しやすく、論証集は別途利用している者があったものの、全体的にこういう内容の論点だよねといったことはその場で復習するのに役立ちました。
また、選択科目は例年の受験生の答案レベルが他の科目に比べると知る機会が少ないので、この本で合格者の答案のレベル感を知っておくのは、相場観を知っておくという意味で非常に有益であると考えます。

(4)合格思考憲法

憲法の書き方や思考方法が分からない、憲法についてアウトプットができない場合にはある程度解消される可能性のある本だと思います。書くべきことや考え方が端的に整理されており、ある程度受験生との関係で沈みにくい答案を書く手助けになるかなという印象です。この本を足掛かりに、過去問やロースクールでの試験でのアウトプットに進み、様々な学習による知識のアップデートをした際に、より良い憲法答案が書けるようにしていけば良いのかなと思います。

(5)ハイローヤー

毎号買っていたわけではありませんが、春号に関しては受験年とその前年に購入して論点の復習の契機としていました。秋は司法試験の分析の号と記憶していますが、独学で進める方などは司法試験の分析の参考にするとよいかもしれません。
年4冊の発売に変わったと思いますので、普段の勉強に加えて少し遊び心をもってハイローヤーを購読して飽きないように勉強するというのもひとつの方策かなと思います。

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