自分の弱点と向き合い、短答足切りからのリベンジ合格!
1 合格までの道のり
私は中央大学法学部法律学科を卒業後(研究室(いわゆる炎の塔)も利用していました)、早稲田大学大学院法務研究科(既修)に進学しました。私の代まで法曹コースがなかったので、大学は4年間で卒業しました。
大学・ロースクールともに司法試験受験へのサポートが手厚かったので、予備校はあまり利用せず、学内のゼミや添削制度を活用していました。
ロースクールでは留年が怖く、留年しないように勉強してしまっておりました。そのため、卒業はストレートでできましたが、短答対策に十分な時間を割けていませんでした。
その結果、短答が苦手になり、昨年の司法試験では2回目受験だったにもかかわらず、憲法が19点しか取れなかったため足切り不合格となりました。1回目の在学中受験後から短答対策には力を入れていたので、合計点は93点(昨年の短答合格点)を超えていたものの、2回目の受験で足切りとなってしまったことにとてもショックを受け、3か月は心が折れ、勉強できませんでした。(この期間はアルバイトを詰め込むことで勉強から離れていましたが、後から考えるとここで貯めたお金で今年の受験対策や環境づくりの幅が広がったので、結果的に良かったのかもしれません)
11月頃に周囲の叱咤激励を受け今年の受験に向けて勉強を再開し、まずは友人との自主ゼミを通じて勉強習慣を取り戻していきました。同時に、短答が得意なR6司法試験合格者や、ロースクールで受験指導をしている弁護士の先生に、自分が解いた当時の書き込みが残っているR6司法試験短答式試験憲法の問題冊子をもって短答対策の相談をしました。そして、自分が短答の解き方自体をよくわかっていなかったことや、短答過去問パーフェクトを周回することにこだわりすぎてしまい、復習や理解が甘かったことに気づきました。さらに、一般的な受験のアドバイスを鵜呑みにしてしまい、過去問の起案にもこだわりすぎていたことにも気づき、勉強時間の割合も見直す必要がありました。
これらの課題を克服するためには、独学やロースクールのサポートのみでは不十分だと考え、3回目受験では短答対策講座が充実していた辰已法律研究所の講座に頼ることを決めました。
辰已の講座を軸に短答対策を行い、進捗管理や添削だけでなく、悩み事ができる度に周囲の合格者や受験生、ロースクールで受験指導をされている弁護士の先生方を頼っていました。そうすることで、自分の弱点を的確に把握し、弱点を克服するための勉強ができたことで合格できたと思います。
2 受験対策
辰已法律研究所の存在は、大学入学直後に先輩から辰已法律研究所の書籍を紹介してもらい知っておりました。
今年は辰已の講座の中から、「新・短答完璧講座」と「直前ラスト早まくり 短答であと10点取る講義」、「司法試験 全国公開模試」を受講しました。
(1)まず、短答知識の偏りや理解が不十分な分野があったため、満遍なく知識や解き方の再確認をしたいと思い、「新・短答完璧講座」を受講することにしました。1月~2月で受講し、西口先生の解説と短答合格ファイルの記載の分かりやすさから、短答合格ファイルを一元化教材にすることを決めました。短答合格ファイルは市販の短答対策に使われる教材よりも、判例の引用が長い点やどの分野にもしっかり解説が載っている点が使いやすかったです。また、西口先生の講義を耳から聞くことで短答プロパーも理解しやすく、受講時のメモも短答合格ファイルに残しておくことで、何度でも復習でき、短答プロパーの知識の抜けが少なくなりました。講座の受講と並行して短答過去問パーフェクトで演習をし、間違えたところは短答合格ファイルに戻り、間違えた箇所を間違え方と一緒に書き込んでいました。
短答合格ファイルは試験当日まで愛用していたので、本番間近の時期にはページがボロボロ取れるくらいになっていました!
(2)勉強計画は全国公開模試などの予備校の模試を基準に、模試までにやるべきことを考え立てていました。特に全国公開模試は5月という本試験の直前にあり、ここで1度論証の暗記や短答知識の復習ができたことで、本番までの暗記や復習のスケジュールが崩れにくくなり、とても良かったです。
模試では自分の立ち位置を確認するとともに、復習をしっかり行いました。
短答は、正答率が高いものを間違えていないか、間違えたものはどうして間違えたのかを確認して、一元化教材にまとめていました。
論文はしっかり解説講義を聞き、添削と合わせてどのように書けばよかったのかを丁寧に分析しました。辰已模試は採点項目が細かく、ピンポイントで改善すべき点が分かったのが良かったです。
また、解説講義に加え、出題予想なども特典としてついており、直前期の復習にとても役立ちました。本試験でも模試と似たような問題が出たことで、模試の復習が大変活きました。
(3)辰已模試の時点で短答の点数はだいぶ安定していたのですが、また1点足りなかったらどうしようという不安が大きかったため、短答合格ファイルでの総復習と合わせて、「直前ラスト早まくり 短答であと10点取る講義」で、短答プロパーや学説問題の解き方などを復習しました。不安も解消され、昨年よりも難易度が上がった今年の試験でも緊張しすぎずに解くことができました。特に刑法は、今年は学説問題等の穴埋めが例年より多く出題されましたが、福田先生の学説問題攻略講義で解き方のポイントを教わっていたため、パニックにならずに解くことができました。
(4)その他にも、辰已の書籍はたくさん利用していました。短答過去問パーフェクトはもちろん、論文の過去問を解いたあとは必ずぶんせき本で出題趣旨・採点実感だけでなく、答案例や解説を確認していました。友人との自主ゼミでも、過去問を解いた後にぶんせき本を読み込み、不安な論点や書き方の確認をしていました。
また、読み解く合格思考憲法、趣旨・規範ハンドブック、1冊だけで国際私法も論文の一元化教材として利用していました。直前期は辰已模試の出題予想に加え、ハイローヤーで出題予想を確認し、不安な論点の再確認をしました。
辰已なしでは私の合格は不可能だったと思います。
(5)試験科目そのものの対策以外では、メンタルケアを重視していました。家で勉強できないタイプだったので、ロースクールがあるキャンパス内で勉強していたのですが、一緒にキャンパス内で勉強していた友人は皆昨年合格してしまい、ひとりで勉強することが多くなりました。
元々考え込んでしまう性格だったこともあり、ひとりで勉強していると、将来への不安やこのまま試験に受からないのではないかという恐怖に苛まれることも多かったです。そのため、意識的に先生や友人と連絡をとり、話を聞いてもらう機会を作り、ひとりでマイナスな感情を抱え込まないようにしていました。ストレスを減らすため、より集中できる環境を作れるようコワーキングスペースを契約し、認知行動療法ができるメンタルケアアプリを導入したことも効果的でした。
体調を崩しやすく、長時間勉強してしまうと翌日に影響が出るタイプだったので、1日1時間でも良いから毎日勉強を継続することを目標にし、知識が抜けないよう工夫していました。勉強時間についても朝10時までに開始し、夜も21時までに終わらせることを目標にし、無理がないように勉強することでメンタルだけでなく体調管理もしていました。
3 受験生へのアドバイス
(1)まず在学生の方は、ロースクールでは授業の予習・復習に加え、定期試験対策もしなければならず、私のように短答対策がおろそかになってしまっている方もいらっしゃるかもしれません。短答対策の重要性は近年特に高まってきていると思いますので、早めに短答対策をしっかりすることをおすすめします!
来年受験される皆さんは、初のCBTでの受験となり、不安を抱えている方も多いと思います。しかし、皆慣れていない形式ですから、チャンスでもあると思います。辰已法律研究所などの予備校を利用し、早めに新しい形式に慣れることが重要だと思います。新しい形式でも短答対策の重要性は変わらないと思いますので、短答対策も欠かさずにしていただけたら良いかと思います!
(2)そして、リベンジ合格を目指される方は、まず来年の受験を決意された自分を褒めてほしいです。リベンジを決意することは生半可な覚悟ではできません。
そして、リベンジを決意されたからには、最初に不合格の原因や自分の弱点を徹底的に分析してほしいです。その際には周りの合格者や先生、予備校を遠慮なく頼ってほしいと思います。自分が思っている以上に受験を応援してくれる人や相談に乗ってくれる人がたくさんいます。特に短答対策で困っている方は、短答対策が充実している辰已法律研究所の講座を受講されることをおすすめします!
(3)複数回受験生は孤独になりがちです。ひとりで勉強していると、気分が落ち込んだり、誤った勉強法をしていても気づきにくくなったりします。ぜひ自主ゼミを組む等して受験生と情報交換する機会を作り、添削や勉強の相談ができる人に頼って、人と話す機会を意識的に設けてほしいと思います。
自分の弱点としっかり向き合い、ぜひ来年の合格をつかみ取ってください!心より応援しております!
関連記事

高校受験失敗→中央→慶應ロー→司法試験へ: 一元化と計画管理でつかんだ逆転合格
慶應義塾大学法科大学院在学中【既修】
【受講歴】全国公開模試、直前ラスト早まくり 短答+論文編一括








