めげずに日々の努力を続けることの大切さ
1 司法試験の受験を決意した経緯
私は、企業の法務部に勤務していましたが、いろいろなできごとから、もっと主体的に困っている人の助けになりたいと思い、司法試験受験を決意しました。
2 予備試験合格までの学習状況(法律学習)
3 予備試験合格後の学習状況(法律学習)
4 受験対策としてとった辰已講座の利用方法とその成果
予備試験については、全国模試と何と言っても、口述模試は、本当に役に立ちました。
司法試験対策は、定評のあるスタ論に加え、選択科目集中答練を受けました。スタ論は、さまざまな先生の講義を聞くことができ、受講後疲れているときでも自然と耳に入ってくるため、とても効率よく勉強できたと思います。よほどしんどくない限り、なるべくその日と次の日の朝で復習を終わらせるようにしていました。そして、予備試験合格後からはじめたこととして、情報を趣旨規範ハンドブックに一元化することがあります。これは、当初めちゃくちゃ時間がかかり、答練の復習がいやになってしまいそうでしたが、回数を重ねると、意外と重複もあり、作業時間が減りました。そして、頭の整理と気分の安定にもつながりました。
選択科目集中答練は、国際私法はそんなに演習書がないので、大変ためになりました。実際に答練を受けることで自分が勘違いしていたことにも気づくことができ、よかったです。
全国模試は、問題の質が本試験と近く、難しいぃと思いながらとにかく書き切ることのよい練習になりました。
5 受験対策としてとった「私がやって成功した方法」
司法試験前の最終的な対策としては、とにかく趣旨規範ハンドブックに情報を一元化することです。そうすることで、あれもこれも見なきゃと思わずにすみ、自分用の内容にカスタマイズしていくのは時間がかかっても結局は効率アップにもなりました。
ほかには、私は毎日勉強を続けるという点から、必ずしも試験勉強にダイレクトにつながるとまでは言えなくても、関連のある本(できるだけ基本書など定評のあるもの)を読むことで、答案構成や問題を解くのはしんどくても読書が好きなので本なら読めるということで勉強を続けることができたと思います。また、それらの積み重ねが、何を書いたらいいのかわからないときにとにかく書いてみたものが、蓋をあけるとわりと高評価だったりするということにもつながったのかなと思います。私は、暗記が苦手だと途中から気がついたので、好きな読書という形でたくさん読んでカバーすることにしていました。
6 受験対策としてとった「私が使った本」
辰已の書籍では、趣旨規範ハンドブック、実務基礎ハンドブック、短答パーフェクト、ハイロイヤー、です。
基本書は、特に役立ったものとしては、中原先生の基本行政法、大塚先生の基本刑法、憲法ガール、和田吉弘先生の「基礎からわかる民事訴訟法」、高橋先生らの会社法、勅使河原先生の読解民事訴訟法、松井宏興先生の担保物権法などのシリーズ、大島先生の民事実務基礎です。
7 これから受験する人へのアドバイス
司法試験は根気と体力を要する試験だと思います。なので、とにかくブランクをあけずこつこつ勉強することが大切だと思います。辛いときには、司法試験受験を決意した気持ちを思い出して、乗り切ってください。また、私は実は今年の受験時に体調不良などで長時間退室するという出来事もあり合格すると思っていませんでした。試験は相対評価で、主観は当たるときも外れるときもあるので、諦めずに最後まで試験を受け切るということが大切だと実感しています。健康第一で、目標に向けて日々の積み重ねが思っている以上にできてきてるんだと信じて乗り切ってください。
辰已法律研究所 受講歴
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