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予備試験短答過去問パーフェクト 令和5年 単年度版

■訂正情報■

P215 第37問 アを正しい記述として解説しておりますが、アは、誤っている記述として解説内容を訂正させていただきます。
以下、修正した解説になります。なお、本問は組合せ問題であり、記述エと記述オを組み合わせた5が正解であることについては変更ございません。

ア 誤り。
 訴えの提起は、請求の趣旨及び原因が記載された訴状を裁判所に提出しなければならない(134条1項、2項2号)。規則53条1項によれば、訴状には、請求の趣旨及び請求の原因を記載するほか、請求を理由づける事実を具体的に記載しなければならないが、これは訓示規程でありこの記載がなくとも請求を特定するための事実が記載されていれば、訴状自体が不適法になるわけではない。よって、本記述では、訴訟は適法に係属している。請求を理由づける事実とは、訴訟物たる権利関係の主張を基礎づけるのに最低限必要な事実であり、原告が主張責任を負う。請求を理由づける事実を記載し主張することにより、被告が口頭弁論期日に欠席した場合に擬制自白が成立し(161条3項、159条3項1項)、請求認容判決ができる。本記述の場合、請求を理由づける事実の記載が欠けているため、請求認容判決はできない。したがって、本記述は誤っている。

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