苦節5年!他学部からの司法試験一発合格!
「志」の源泉:スクールロイヤーの夢と、切磋琢磨したロースクールのライバルたちとの日々
1 司法試験の受験を決意した経緯、合格までの道のり
私は、大学受験の際、保健体育の教師になろうと考え、教育学部のある大学に進学しました。そして、元々、法律関係の仕事、特に法曹にも関心があったため、インターネットで情報収集していたところ、スクールロイヤーの存在を知りました。スクールロイヤーは、子どもの成長を支えるという点において教師としての性質を持ち、弁護士でないとその業務ができないという点において法曹としての性質も持っています。
教師と弁護士両方について関心があった私は、スクールロイヤーになるしかないと思いました。そこで、最初は、法学部に転学部することも考えたのですが、保健体育の教員免許を取ることができれば、法曹業界でも珍しい存在になることができると思い、保健体育の教員免許を取得したうえで、予備試験に合格するか法科大学院に進学しようと考えました。
まずは予備試験に合格することを目標に、オンライン予備校に入りました。私は他学部だったので、法学部かつ司法試験の合格を目指している友人がおらず、1人で勉強を進めることになりました。そのため、やみくもにオンライン予備校のカリキュラムを進めるのではなく、インターネットを主に活用し、情報収集を徹底しました。その甲斐もあって、4年時に受験した予備試験は、短答試験の合格基準点に13点足らずに不合格となりましたが、国立の法科大学院の既修者コースに合格することができました。
法科大学院では、同期に非常に優秀な方が集まりました。例えば、再ローで知識の量が多い人、医者からの司法試験受験生、税理士等です。彼らやその他の優秀な同期との関わりは私に大きな影響を与えました。
彼らに負けたくないという強い思いが、つらい受験勉強を頑張るきっかけとなったからです。優秀な同期にライバル心は抱いていたものの、仲自体は良く、頻繁に飲みや遊びにも行っていました。法科大学院の授業については、先ほど挙げたオンライン予備校とは、別のオンライン予備校を受講していたので、正直あまり真剣には聞いていませんでした。
私は自分のペースで勉強したいため、ロースクールの講義が肌に合わなかったため、予備校信者となり勉強することが当時は不安でしたが、結果としては良かったのかなと思っています。
予備校について、まず短答対策としては、予備校の提供する短答対策講座と予備校の提供しているアプリによる短答問題集を活用しました。特に、この問題集は予備試験と新司法試験の過去問が一問一答形式となっており、これを理由付けまで説明できるようになるまで何度も繰り返しました。そのおかげもあってか、短答については300位以内と比較的好成績をおさめることができました。論文については、答案の型をマスターするべく、7科目450問程度の短文事例問題集を何度も何度も繰り返し、何も見ずに瞬時に答案構成できるレベルまで繰り返しました。
また、旧司法試験の過去問を何度も答案構成し、予備試験の過去問についてはほぼすべての年度起案しました(予備試験の過去問については、学部時代にほぼすべての年度を起案してました)。そして、ロー3年になってからは、新司法試験にも取り組み始め、10月以降は、過去問を毎日1~2起案、多い時には3起案するのを継続しました。このような取り組み方だったため、答練は購入はしたものの一切使いませんでした。
2 受験対策
辰已法律研究所を知ったきっかけは、ロースクールの未修対策をする際に、辰已法律研究所が未修対策講座を開講していたのをWEBで発見したことです。
ロー進学を希望していた別の友人とその講座を受講することとなりました。私は既修者コース合格を主に目指していたので、当該講座についてはあまり利用しませんでした。しかし、友人は同講座を最大限利用し、未修者コースに合格していました。講座の内容自体は分かりやすかったので、少し高いですが、受講してみる価値は十分にあるのかなと思います。
(1)私がやってよかったなと思うことの1つめとして運動があります。司法試験の受験はどうしても机に座る時間が長く、体がだるくなってきます。体がだるくなってしまうと、集中力が切れ、やったことが頭に入らないということになりかねません。そこで、私は運動をすることで体がだるくなるのを防ぎ、集中力を高めていました。ただ、私の場合、運動を毎日1時間30分もやっており、受験生にしてはやりすぎだと思うので、運動をするのであれば、これよりも短い時間をお勧めします。
(2)2つ目に試験開始直前にラムネを食べることです。司法試験本番は頭脳をフル活用しなければなりません。そのため、糖分が必須となってきます。ラムネであれば、さっと糖分を補給することができるため、おすすめです。
(3)3つめは、あえてノートを作成しないことです。確かにノートを作成する過程で理解が深まることもあるかもしれません。しかし、ノートを作成する時間を、問題を解く時間にあてるほうが、司法試験に合格するという点においては効率的なのかなと思います。司法試験の1科目あたり2時間という制限時間は非常に短いため、ある程度処理手順を固めておかなければならないところ、問題を何度も解くことが処理手順を固めるのにもっとも効率的だからです。
(4)4つ目は、通学時間をフル活用することです。私は電車での通学帰宅の往復で4時間近くかかっていたため、通学帰宅時間をフル活用する必要がありました。ただ、電車内で勉強できることには限りがあります。そのため、短答を解く、講義を聴きなおす、暗記をするという点に絞って、電車内で勉強してました。暗記等は地道な作業で非常に面倒くさいですが、私はそれを電車内でやることができたので、結果としては良かったなと思ってます。
私が使用していた辰已の書籍は、論文パーフェクトです。これは、超上位合格答案とそうでない答案が掲載されていましたが、私は超上位合格答案しか見ませんでした。そうでない答案の良しあしを判断できるほど私に実力が無かったからです。この論文パーフェクトと予備校の模範答案を暗記することで、私の実力は飛躍的に高まったと思います。
3 自己の体験を踏まえ、これから受験する方へのアドバイス
まず、ローに在学している方は、短文事例問題集・旧司法試験・予備試験で答案の書き方がある程度理解できたら、できるだけ早く新司法試験の過去問に挑戦することをおすすめします。多くの人にとって、新司法試験の過去問を理解することが司法試験合格への一番の近道であるからです。
来年初めて受験される方については、早く合格したいのであれば、主観的にも客観的(ローや模試の成績等)にも司法試験の合格確率が高いといえるまでは、あまり休まずに勉強を続けてください。
私の受験時代、よく時には休んでも良いという合格体験記をみることがありました。確かに、この考えも一理あると思います。しかし、考えてほしいのは、その発言をした人のレベルです。もしかしたら、とんでもない天才かもしれません。そうでない人が、この発言を鵜吞みにして、休んでいると、司法試験に落ちる可能性が高まります。司法試験を受験してから休めばいいのです。そのため、メンタルが壊れない程度に限界まで勉強をすることが必要なのではないかというのが私個人の感想です。
私は一発合格しましたので、リベンジ合格を目指している方にアドバイスできるような立場ではありません。複数回受験は相当な覚悟がないとできないと思いますので、頑張ってほしいと思います。
私は社会人経験がありませんので、社会人受験生にアドバイスできることはありません。しかし、社会人でありながら司法試験を受験すること自体素晴らしいことだと思いますので、お体に気を付けて頑張ってほしいと思います。
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