労働法は選択科目の答案練習会を使おう!
1 司法試験の受験を決意した経緯、合格までの道のり
法曹になろうと考えたのは大学1年の時です。大学でのセミナーで弁護士は正義を実現する仕事であること、法律を使って社会的弱者を救済する仕事という話を聞きました。自分も困っている人の力になるのが好きなので弁護士の仕事に魅力を感じました。そこで司法試験の勉強を大学1年生から始めました。最初はただ予備校の講座を考えず消化していただけだったため、予備試験の短答式試験すらも合格出来ず、司法試験の受験資格すらもなかなか得ることが出来ませんでした。
その後、大学4年で撤退しましたが、皆に信頼され頼れる弁護士になりたいという夢があり諦めきれなかったため4年くらいしてから勉強を再開し、アルバイトもしつつ再び予備校の講座を取り直しながら予備試験を受け続けました。しかし短答は合格出来ても論文で合格出来なかったためロースクールに入学しました。昨年在学中受験をして1800位(労働法34点)で不合格になりましたが、今年無事合格出来ました。
2 受験対策
⑴ 法律7科目の入門講座論文講座は予備校とロースクールで勉強しました。
⑵労働法を選択した理由
次に選択科目を労働法にしたのは暗記量は多い反面、他科目と異なり現場思考要素が多くなく個人の努力が点数に結びつきやすいと聞いたからです。
事実、暗記は多く勉強は大変でした。しかし勉強を続ければ安定して点数取れると思ったため選択科目の変更は考えませんでした。勉強は、昨年まではずっと予備校のテキストだけで勉強しました。
⑶昨年(令和6年度)の分析から得た対策
昨年の司法試験は労働法で、34点という足切りスレスレの得点が響いて不合格になりました。本番は論点落としが多く無関係な論点を大展開したり答案の修正も多かったので当然の結果でした。過去問はやっていましたが10年くらいを1周回しただけで1回も起案せず答案構成の仕方も雑でした。論証もあまり覚えきれていない状況でした。ロースクールで労働法の授業がありましたが復習もあまりできていない状況でした。
そして答案練習も不合格になる前にはできませんでした。そのような状況で点数の取り方も分からず、論点や条文の理解も甘かったために点数が取れないのは当然でした。
そこで不合格後には、繰り返しロースクールのレジュメを復習しまとめノートを作り、手持ちのテキストや判例百選を丁寧にインプットすることにしました。テキストに論証も貼り付けて情報の一元化もしました。過去問は全年度2週くらい答案構成のみで起案はほとんどしなかったけれども過去問演習もしていて大丈夫だと思いました。
⑷答案練習会を受講することで軌道修正
ところが5月に辰已の選択科目集中答練を受けて予想以上に悪い出来だったため危機感を抱きました。辰已の答案練習では採点基準がことこまかく定められており、どこで点数を落としたのか、なぜ点数が伸び悩むのかがわかりやすいです。
論点自体は拾えていても細かいところの積み重ねで大きな差が生まれてしまいます。実際、論点を拾えたつもりでも整理した答案でなかったため点数が伸び悩みました。
辰已の答案練習は単に論証を覚えるだけでの対応は限度があり、問題は本番同様捻りがあります。
例えば整理解雇の論点が目に入りましたが、労働契約法17条の枠組みの中で書くことに対応できなかったため整理解雇の部分しか取れませんでした。
そのように自分の不確かな知識が原因で配点表に載らない部分が多くありました。この結果を受けてもう一回答案練習を受けて対策し直す必要があると思いました。
⑸配点表を意識した総仕上げ
そこで模試の復習の際に配点表を見つつ、自分が勉強してきた理解度と実際の点数の差で主観と客観のずれを比較し、点の取り方を復習しました。
その後もう一度、本番までの残り2ヶ月の間、過去問演習をする際に辰已法律研究所の作った答案練習の配点表を意識しました。
そして過去問の起案や答案構成をやる際に「ここはあまり点数が入らなさそうだな」「ここは三段論法をしっかりしないと差をつけられるな」など意識しそれを集中的にほぼ毎日やりました。
⑹直前期に効果的だったメリハリある学習内容
他科目の勉強もあったためメリハリをつける必要もありました。
そこで、
①重要論点に絞り何度も論証周回し過去問で問題文の読み方を試行錯誤し参考答案上位答案を熟読しました。
②判例百選も事案を見てどの論点が問題となるかを想起する練習をしました。
③過去問演習の際、何故その論点が問題となるのか、条文のどの文言や体系で問題となるのかを意識しながら条文や概念の整理を愚直にした結果、本番は54点取り合格できました。
あの時、答案練習を受講して本当に良かったです。
3 これから受験する方へのアドバイス
来年、初めて受験する人やリベンジ合格を目指す人に対しては、自分の勉強量や方向性が正しいかを確かめるために答案練習を受けた方がいいと思います。辰已の答案練習では他の予備校とは異なりことこまかく配点表が定められており司法試験の配点表に近いと思います。書けたつもりになっていても実際はそうでなく自分が理解していない部分が明らかになります。点数の取り方まで体得しやすいのが魅力です。根気が要求される試験ですが是非、頑張って下さい。
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