租税法の対策はシンプルにしていました
1 租税法を選択した理由
租税法の授業を学部生の頃に受講したことはなかったものの、税に興味があったことが租税法を選択した理由です。また、暗記することが少ないということや理解できれば得点源にできるという話を聞いたことも租税法を選択した理由の1つです。
2 メリットとデメリット
3 法科大学院での選択科目学習状況
最終学年に上がってから初めて租税法の授業を履修して勉強を始めました。法科大学院では、前期と後期と合わせて8単位分の授業がありました。講義と演習がそれぞれ4単位ずつでした。
講義では所得税法と法人税法の内容がほとんどでした。国税通則法についてはほとんど扱いませんでした。この授業で、所得税法と法人税法の基本的な考え方や、重要な判例についての理解を深めました。
演習では、百選に掲載されているような重要な判例を素材とした事例問題を検討することが多かったです。演習の授業を通して講義で身につけた租税法の知識の復習や理解を深めることができました。演習の授業では、国税通則法の内容も少し扱ってもらえたので、国税通則法はここで勉強したように思います。また、中間試験や期末試験で答案を添削して返却してもらえたことで、答案の型のようなものを身につけることができたように思います。
4 受験対策として私がやって成功した選択科目攻略法
5年分過去問の起案をして、租税法選択の合格者の方から添削していただきました。出題や採点実感の読み方、租税法の答案の書き方の特殊な部分を教えてもらうことができたように思います。司法試験で点数を稼ぐには、出題趣旨や採点実感を読み込むことが重要であることを感じました。
起案をしていない年度の問題については、答案構成をしたりしなかったりしました。答案構成をしていない問題でも、再現答案や出題趣旨及び採点実感は読んでいました。
5 受験対策として私が使用した本
6 受験対策として辰已講座の利用方法とその成果
辰已の全国公開模試を利用しました。
第1問と第2問で違う採点者に当たりました。そのうちの片方の評価がすごく悪かったことを覚えています。答案に対して頂いたコメントはすごく納得のいく指摘だったので、このコメントから自分の弱点が何かを考えるきっかけなりました。直前期ではありましたが、自分の弱点を見つめ直すことができたように思います。そして、本番では同じミスをしないように心がけました。
また、試験時間の3時間をどのように使うべきかを考えて受験しました。具体的には、途中でトイレに行くかどうか、第1問と第2問の時間配分をどのようにするか、といったことを考えました。他の7法と違う部分が多いので、不安要素がかなりあったのですが、不安を和らげることができた気がしたので、受験してよかったと思います。
7 自己の反省を踏まえ、これから受験する人へのアドバイス
辰已法律研究所 受講歴
【2022年対策】
・全国公開模試