正しい方法で沢山勉強すれば
その分点数もついてくるのが労働法
1 労働法を選択した理由
選択科目の中で面白そうだなと思っていたのは労働法・知的財産法・経済法の3つでした。倒産法も、実務でよく使うと聞いていたので実用的で良さそうだなと思っていました。
しかし、試験対策という意味では、良い教材が充実しており、かつ、勉強方法の正解が見えやすい科目を選びたいと思いました。どんなに自分にとって面白い法律でも、良い教材を正しい方法で使って深く理解し、試験で安定して高得点を狙えないのであれば、司法試験の選択科目としては選ぶべきではないと考えたからです。
その点、労働法は、予備校業界で最も教材が充実していますし、基本書も有名なものが複数あります。また、労働法選択の先輩合格者が多いので、勉強方法に関するノウハウも蓄積されています。そのため、試験対策がやりやすいという観点から、最終的に労働法を選びました。
2 労働法を選択したメリット・デメリット
3 予備試験合格後の学習状況
予備試験に11月に合格した後、年末くらいから労働法の対策を始めました。
それまでは全く労働法は勉強したことがなかったので、0からのスタートでした。
4 受験対策①私がやって成功した方法
判例の規範はもちろん、下位規範的な考慮要素や当てはめの流れも覚えることです。
こうすることで、問題文中の事実をいかに拾い上げて当てはめすべきかが明確に分かり、高得点を安定して取れます。
5 受験対策②私が使用した本
水町先生の「労働法」と辰已の「1冊だけで労働法」は、疑問点が出てきた時の参照対象として使ったりしていました。
水町先生の「事例演習労働法」も少し使っていました。
百選だけでなく、大内先生の「最新重要判例200」も使っていました。百選掲載判例はもちろん大事ですが、そうでない裁判例で大事なものもあるので、それは大内先生の本で参照したりしていました。
6 受験対策③辰已講座の利用方法とその成果
全国公開論文模試を受けましたが、その時に労働法で配転が出て、本試験でも配転が出ました。
模試で書いた配転の答案に対する添削を受けて、本番ではさらに良い答案を書くことができました。