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法科大学院を卒業したら

法科大学院を卒業したら?

法科大学院を卒業すると、(新)司法試験(平成18(2006)年より実施)の受験資格が得られます。 この(新)司法試験に合格すると、司法研修所で1年間の修習を受けることになります。 そして、修習終了時に行われる「司法修習生考試(いわゆる二回試験)」に合格した者に、法曹資格が与えられます。 法曹資格を得た者は、裁判官、検察官、弁護士として、社会の各方面で活躍することになります。

他方、法科大学院を卒業して得られる(新)司法試験の受験資格は、「卒業後5年間の期間(受験期間)内」において、「3回の範囲内」で認められるにすぎず、この期間制限・回数制限を超えると、受験資格は消滅します。 それ以上受験を継続するには、改めて法科大学院に入学しなおし、課程を修了するか、予備試験に合格して、新たな受験資格を得なければなりません。

なお(新)司法試験の合格率は平成18年度は48.25%でした。その後、平成19年度40.18%、平成20年度32.98%、平成21年度27.64%、と年々下がっていきましたが、受験者数の減少に伴い近年は上昇しつつあり、令和2年39.16%、令和3年41.50%、令和4年45.52%となっています。旧司法試験の合格率が2~3%であったことに比べれば、かなり高い合格率といえるでしょう。

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