松本先生は今までたくさんの受験生も見てきていらっしゃるので、私にあった対策を的確に教えて下さいました。

はじめに
法律に携わる仕事がしたく、大学は法学部に進学致しました。当時は法律の職業といえば弁護士・検事・裁判官の三曹しか知らなかったので、弁護士になりたいと思い、3回生までは大学院に進学しようと考えていました。3回生の時、大学のゼミでOB・OGの司法書士の先生が来て下さって、司法書士の業務に関する講義をして下さるというものがありました。気になりそのゼミを受講したのが司法書士を知ったきっかけになりました。元々大学でも民法系のゼミに入っており、民事系に興味があったというのもあったので、弁護士でなくても私のしたいことは出来るんだと思い、司法書士を目指す事を決意しました。ですので、大学卒業後は就職をせずに、アルバイトをしながら予備校費用を貯め、1回目のリアリスティック松本基礎講座を受講しました。初めて受けた司法書士試験は惨敗でした。やはりこの試験はそう簡単に受かるものではなく、自分がまだまだ甘かったと痛感しました。来年こそはと思い、翌年も受験しましたが、その年は講座等を受けず、前年のテキストを使用して勉強しました。独学に近い状態というのもあり、なかなかモチベーションを保つ事が出来ず、試験結果はもちろん不合格でした。3回目を受験しようかどうか迷っているときに、知人の紹介で不動産会社の方と知り合い、その方の会社に就職することになりました。勤務を始めてから2年が経った時に、宅建の資格を取得しました。仕事もしつつというのもあり、なかなか勉強時間が取れず、民法はほぼ勉強できなかったのですが、宅建の試験に合格した時、「まだ民法の知識が残っている、でもどんどん日が経つと忘れてしまう、もう一度司法書士試験を目指すなら今しかない、来年30歳にもなるし、やるならもう来年に必ず取る」と決意しました。ただ仕事をしながら試験勉強をする自信がなかったので、専業で勉強ができるようお金を貯めて仕事を辞めました。
私のとった勉強法
今回も予備校の講座を受講しようとは考えていたのですが、受験経験もあり、中上級講座にするのか迷っていました。そこで松本先生に受講相談のメールをさせて頂きました。民法の改正もあり、それに伴い他の法律も改正があるので、基礎講座の受講を勧めて頂きました。となると私の勉強にあった講座は松本先生の基礎講座でしたので、迷うことなく受講を決めました。
普段の講義の受講方法は、私は学生時代からノートを綺麗に書きたいと思っていましたので、綺麗に書くことに必死になり、講義内容が頭に入ってこないのではないかと思いました。そこでまずまっさらの状態のテキストをコピーし、受講の時はこのコピーのほうに書き込みをしていきました。そして2回目の復習でテキストに清書をしていきました。ただこの時もただ書き写すのではなく、アウトプットをしながら行っておりました。講義の復習はエビングハウスの忘却曲線を使い、1回目を受講後すぐに(この時は講義の内容を理解重視)、受講2日後に2回目の復習(テキストに清書)、1か月後に3回目、2か月後に4回目の復習をするというあらかじめどのタイミングで復習をするかスケジュールをたてていきました。このスケジュール管理に関しては、スマホのカレンダーアプリを使い、受講後すぐにカレンダーに予定を入力していました。こうする事によって、いつどの科目の何回目の復習をするのかがすぐに分かるようになるからです。
択一対策
択一に関しては、テキストと過去問これしか使用しておりません。過去問は指定された問題を翌日に行い、テキストは上記の復習方法で行っておりました。テキストを読む際は必ず声に出して読むようにしていました。テキストはただ読むのではなく自分で自分に質問形式で読みすすめたり、登場人物を家族や友人に置き換えたり等、一手間を加えていました。例えば会社法の株主総会の特別決議がいるものは?とか、この時には印鑑証明書はいる?いらない?と自分で問を考え、自分でそれに答えるというものです。そして間違えたところにはチェックをつけるようにしていきました。こうする事によって、覚えられてないところが明確に分かるようになり、そこに重点をおいて復習することが出来るようになりました。置き換えて考える事については先生が講義でも仰ってくれていたので、それを活用しました。会社法ですと実際に行われているものなので、ニュースの記事を見て複雑なものをなるべく分かりやすく理解するというのを心がけて勉強しておりました。また空き時間も何か出来ないかと思い、防水のBluetoothでとばせるスピーカーを購入し、お風呂の中や歯磨きの時、キッチンに立っている時に講義の音声データを聞いていました。その時にもこの場合の添付書類は・・・などできる限りテキストの内容をアウトプットしようとしていました。ですが、意外と聞いているだけでも記憶に残っているので、この方法はおすすめしたいなと思います。
記述対策
記述に関しては、問題集等は一切使わず、松本先生の解法本と講義で使う問題、あとは模試・答練・過去問を解きました。申請書は主にシャドウィングの音声データとテキストのアウトプットの際に隠しながら読んで覚えました。やはりこの時も必ず声に出して読むようにしていました。先生がソラで言えるようにして下さいと言われた箇所は何が何でもソラで言えるようにして下さい。これは記述対策だけではなく、択一でも同じです。必ず〇〇して下さい、覚えて下さいと言われたものは必ずその通りに行って下さい。先生も根拠があってそうご指導されていますので、こういった最低限の事を疎かにせず、必ず行うようにして下さい。本当にこれを怠ると合格できない位の気持ちがあってもいいくらいだと思っています。
過去問について
過去問を解く際は時間を常に意識していました。午後は時間との勝負です。松本先生は解く時間をとても細かく指導してくださったので、その通りに行っていきました。はじめは時間通りに解く事ができませんでしたが、過去問を解く際にストップウォッチ使うようにして段々と時間通りに解いていく事が出来ました。記述でもこの時間がきたら何が何でも書く、この時間になれば商業登記にうつる、こういった事を忠実に守ることが時間通りに解く方法だと思います。
松本先生の良かったところ
私は通信で受講をしていましたので、普通ですと分からない所があってもなかなか聞く事が出来ないのですが、松本先生はレスポンスがとても早く、メールは基本すぐに返信して下さいます。早く返事を下さることによって分からない箇所がすぐに解決する事ができ、勉強法などですとすぐにその方法に取り掛かる事ができるので、通信なのに通学と変わらないくらいの時間差がないことが私にとってはすごく有難いなと感じました。また私は直前期の模試がなかなか思うようにいい点が取れず、どうすれば点数が上がるのか、何に重点をおけばいいのか分からず悩んでおりました。ですので、模試を受けたら松本先生に報告し、どうすればいいかを毎回ご指導して頂きました。その都度先生に相談したことがよかったなと、振り返ると強く思います。私自身で考えてもその勉強方法があってるのかはわかりませんし、先生は今までたくさんの受験生も見てきていらっしゃるので、私にあった対策を的確に教えて下さいました。そして私はその通りにひたすらこなしていく、直前期は先生とこのやり取りの繰り返しでした。直前期には何度も落ち込みました。その中で先生からのお言葉が私の心の支えになりました。どんな時でも常に私達受験生の事を考えてくれる、こんなにも熱心にご指導をして下さった松本先生には本当に感謝の気持ちしかありません。
本試験当日
試験会場が母校という事もあり、それだけで気持ちはとても楽でした。校舎の中には何があって、どこに何があってという事がわかるだけでとても落ち着いた気持ちで臨む事ができました。
午前は時間的にも余裕があり、そんなに難しい問題が出ることもなく、淡々と解いていくといった感じでした。学生時代何度も通った教室での受験というものもあったのか気持ちはとても落ち着いていました。
お昼休みには私はマイナー科目に不安を感じていたので、マイナー科目のテキストを読みながら過ごしました。
松本先生が試験直前に動画をあげて下さっており、その中で「午前の出来は把握不可」この言葉を言い聞かせていましたので、午後が始まる前には午前の試験については考えないようにしていました。
午後が始まるとまずはマイナー科目を時間通りに解き、不動産登記法にうつると早速なんだこれは・・・と思いましたが、この時にも先生のお言葉「自分が分からない問題は他の受験生も分からない」を言い聞かせ、分からない問題に関しては深く考えないようにしました。おそらくここはすごく大事なところで、自分の精神状態をうまくコントロール出来なければ、ちょっとした焦りや不安が合否を大きく左右するのではないかなと思います。おそらく私はあまり考えこまない性格なので、気にせず次々いくことができましたが、すぐに焦ったりしていつもと違う事をしてしまうのは禁物です。
択一は50分程で解き終わり、不動産登記の記述にうつりましたが、書く量がとにかく多かったと感じました。欄の大きさに対して、書く事が多すぎる!本当にあってるのか心配になりましたが、ここでも余計な事は考えず、指示通り自分が正解だと思った答えをひたすら書きました。そのせいか、少し時間が押しそうになりましたが、時間は必ず厳守です。15時になったら商業登記に移りました。商業登記は松本先生が出題予想をしていた新株予約権が出たので、心の中でガッツポーズでした(笑)。不動産登記とは異なり、基本的な出題でしたので、いかに正確に回答するかが勝負になるなと思いました。商業登記は50分程で終える事ができ、不動産登記でおしてしまった分を何とか取り戻すことができ、択一の見直しをしました。私は模試を受けているときや、過去問を解いているときに、マイナー科目を早く解かなければいけないという焦りから、凡ミスをする事が多かったです。なので、見直しではマイナー科目の見直しをしました。試験後の自己採点をした時に、この見直しをして本当に良かったと思いました。なぜならこの見直しのおかげで2問正解になったからです。この事を踏まえて、模試や答練・過去問を解く際には自分がどういう所を間違えやすいのか、時間に縛られて解くという事を行い、自分の心理状態がどのようになるのかというものを気にしながら、受ける事をおすすめします。
残り時間が1分程になったときは、不動産登記記述で解いていなかった、最後の問を書ける所があるならと思い、殴り書きで書いていきました。何も書かなければ0点だけど、何か書けば1点でも0.5点でも取れるかもしれない、0.5点で泣くような事にはなりたくない、最後まで諦めるな!諦めるな!と言い聞かせながら試験終了の合図を聞きました。
最後に
正直、昨年試験勉強を再開しましたが、1回で受かるとは思っていませんでした。前回からブランクもありましたし、何といっても直前期の模試で合格点に届いた事がなかったからです。何度も何度も挫けそうにもなり、勉強もやめたくなりました。それでもやっぱり最後まで諦めたくなかったのです。30歳で覚悟を決めて、絶対この年に受かるという気持ちで会社も辞め、後がない状態に追い込んだという環境も後押しをしたのかもしれません。これから受験をされる皆様も必ず壁にぶちあたる時が来ると思います。それでも絶対に諦めないでください。諦めそうになった時は、講師に相談したり、気持ちをリフレッシュさせるために外にでかけたり、何かしてみて下さい。初心の気持ちを思い出すこともいいかもしれません。この試験は諦めず、最後まで司法書士になりたいと思う強い気持ちがあれば必ず受かる試験です。
これから受験を控えている受験生の皆様、どうか最後まで諦めず必死に食らいついて下さい。そうすれば合格は必ず掴みとれます。合格し、一緒に司法書士として頑張りましょう!受験生の皆様に良い結果が訪れますようにと願い、ここで筆を置かせて頂きます。







