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試しに独学で初受験後、真剣に合格を目指して松本基礎を受講し、1回で合格!

M.Tさん
受験歴: 2回
令和4年度合格者
2022年度

はじめに

私は、生活を一新しようと10年勤めた会社を退職して次の職を考えていたときに、司法書士という資格試験に興味を持ちました。法律関係の学習はしたことはありませんでしたが、難関資格でありながら誰でも受験できるということで、市販のテキストを1~2周ざっと読み、試しに一度受験して、真剣に合格を目指そうと松本基礎講座の受講を決めました。

私のとった勉強方法

松本先生の講座の受講を決めた理由は主に2つあります。
1つ目は使用するテキスト。直前期に1つの教材に絞って周回することを考えていたので、知識の量が十分ありそれでいて多すぎないという触れ込みのリアリスティックテキストは候補に入りました。また、体系的に書かれていることもその用途にプラスだと考えました。2つ目は講義のスタイル。やはり直前期にテキストを周回することを第一に考えると、講義はテキストを補強する位置づけとなります。そこにおいて、テキストを画面に写して書き込みをしていくのを見ながら自分のテキストに書き写していく形式は、ポイントを抽出した状態で手元に残せるので効率的だと思いました。
8月半ばから受講を開始したので講義は少し先に進んでいました。不動産登記法と会社法は早めに回した方がいいとのことでしたので、民法1日2コマ、不動産登記法1日1コマとして、9月末に配信に追いつき、10月以降の会社法・商業登記法からは週3コマの講義視聴と追っかけ復習を並行しました。不動産登記法、会社法・商業登記法に苦手意識を持つことはありませんでしたが、後述の通り最終的には民法に苦戦しました。

3月までの学習

講義視聴の段階は、(1)講義視聴、(2)テキスト復習、(3)過去問、(4)更にテキスト復習を1セットと決まっていて、それに準じました。追っかけ復習の段階は、(1)過去問、(2)テキスト復習を1セットとしました。講義配信ペースに追いついて以降は、木金土を講義範囲の学習、月火水を追っかけ復習、重点的に学習したいと考えたことは日曜日と決め、その日に何の学習をするか悩まなくて済むようにしました。3月末時点で周回できたのは、民法3周、不動産登記法5周、会社法・商業登記法5周、民訴系科目2周、他の科目は1周ずつでした。
過去問を解く際に、テキストの根拠ページを見て確認をすることと併せて周辺知識も確認し過去問を解けるのと同程度の理解度で覚えるようにしていました。しかし、これが後に誤りだとわかります。その理解度では不足していて、要件や例外を全部言える程度の確度が必要でした。
一部の科目について、とりわけ行った勉強法を以下に記載します。

不動産登記法

不動産登記法は、講義視聴後にまず申請例を覚えました。申請例を覚えた時点であらかた理解できている、までは言い過ぎですが、先に覚えた方がテキストを理解しやすいと思ったので、早い段階から申請例を覚えるようにしました。記述の講義の前の段階でテキストの申請例は全部覚えていました。具体的には、「申請例〇番 〇〇の登記」、とランダムに出題したら悩まずに書ける程度です。
ある程度理解して以降は、テキストの周回毎にテーマを持って読みました。この1周は「登記官の視点で職権登記を探す」、その次は「申請後に記録される登記事項に着目する」、といった要領で読むことで、飽きずに繰り返すことができ、また、読み飛ばしていた論点にも気付きやすくなりました。

会社法・商業登記法

会社法・商業登記法は週3コマのペースでも理解が追いつくのがやっとでした。特に会社法・商業登記法IIのテキストの範囲は、何の論点だったかすぐにわからなくなってしまい論点毎にフロー図に戻っていました。「わからない」、「だいたいわかった」、「え、これ全部覚えるの?」、となっている内に講義が次に進んでいく状態でここが1つの山場でした。松本先生のお話や合格体験記などで最初は難しいという前情報があったので、特に焦ることはなく、「ああ、こういうことか」と得心しました。
問題を解いたほうが論点を理解しやすいのですが、会社法は過去問がまだ少なく不十分でした。そのため、理解できない部分も含めてテキストを片っ端から暗記していき、覚えながら理解していくことにしました。テキストの見出しやキーワードから問いを立てながら、音声合成ソフトを使って音声学習を作り、繰り返して覚えるようにしました。
記述の講義が始まってからは、どのような視点で考えたらいいか定まってくるので理解しやすくなりました。「これが記述で出たらどうするか」を意識しながら読むと、論点を見落としにくく、やはりどれもこれも覚えなければいけないと腹をくくりやすくなりました。

直前期の学習

直前期の学習方法とスケジュールも松本先生から指定されていたのでそれに準じました。問題を解く練習は、答練・模試・年度別過去問のどれかを週1回。過去問は1日30問ペースで1周。記述の講座の問題の解き直しを不動産登記法と商業登記法それぞれ週1問。それ以外の時間はテキストの周回に充てました。
テキストでの学習において、見出しを見て結論部分を想起する「テキストでアウトプット」という方法がなかなかできるようにならず、苦戦していました。工夫した点を挙げます。テキストをパッと見た際に一番最初に「黒い太字の見出し」ではなく「赤線を引いた箇所」に目が行ってしまい、問題より答えが先に目に入ってしまう問題がありました。そこで、出題になる箇所(主に見出し)をマーカーで塗って一番最初に目に入るようにしました。これだけでだいぶ改善しました。見出しなどを見ただけで出題になっていない場合は、さらに「いつまで?」「手続きは?」などの文言を追記して、何を答えたらいいかわかるようにしました。特に覚えていない箇所は音声学習を作って繰り返しアウトプットしました。これもテキストでアウトプットの一例だと思います。

答練と模試の活用

答練と模試は解法の練習及び自分の実力の把握に活用しました。
解答順序は初めのうちは推奨順で解きましたが、民法の家族法が特別得意でもなく、供託法がむしろ苦手である傾向がわかってからは、午前択一は憲法を後回しにしてそれ以外は順番通り、午後択一はすべて順番通りとしました。解答にかかる時間を把握するために1問解く度に時間を書き込み後で集計するという作業をしていました。
4月の時点では、択一は午前午後とも20問台前半取れていて安心していました。しかし、何回か答練をやっていく中で点数を伸ばせず、6月半ばに受けた最後の模試でも20問台前半。特に民法と午後のマイナー科目で目標点を取れませんでした。
民法は知らない知識だと判断したのに実際にはテキストに記載のある場合もあり、曖昧な知識となるとかなりの数に上りました。特に苦手意識のない科目だったのですが、高得点が求められる科目で、条文の要件や効果、例外を相当正確に暗記していなければ正解できないと実感しました。
午後のマイナー科目、特に民訴系科目と供託法は記憶が持続しにくく、学習してから2週間間が空くとだいぶ忘れている傾向がありました。これらの科目は知識の正確さの問題ではなかったので周回速度を上げていけばなんとかなると考えました。
試験20日前の状況は、午前択一は基準点に届かない状態。午後択一は基準点はなんとかなりそう。記述は特に不安なし。ということで課題は午前択一、特に民法だという状態でした。現状の実力と目標点のギャップを埋めるため、残り20日の戦略を練りました。民法の暗記に重点を置きつつ全体をバランスよくやること。民訴系科目と供託法は順番を後にして少しでも試験に近い日に学習すること。これらを踏まえて試験日から逆算した学習計画を立てて実行しました。

試験当日

試験当日は普段通りを心がけました。
午前択一は最初の5問くらい完答できている感触があり、最後の詰め込みの成果がでた気がしましたが、わからない問題があると自信はなくなるもので、不安なまま終わりました。
午後択一は民事訴訟法の1問目から難しく、予想されていた通りだと逆に安心しました。出来はわかりませんでしたが時間はいつも通りで解き終わりました。
不動産登記記述は、登記原因の書き方が1つ不安だという重大な問題がありましたが、それ以外は問題なく解けました。枠ズレ1つは覚悟しつつ、悪くても全然大丈夫な範囲だと考えました。松本先生に1か月前に質問していた論点(枠ズレしかねないもの)がドンピシャで出題されたので、その問題は自信をもって解答できました。不動産登記記述終了時点での時間もいつも通りで、商業登記を迎えることができました。
商業登記記述は、1回目申請が株式会社、2回目申請が合同会社ということで、「ついに合同会社の登記が出たな。これは他の受験生も書けないので差がつかない。書けるだけ書けばいい。でも翌年以降受験する人は勉強することが増えて大変だな」と考える程度には落ち着いていました。いつもは2回申請まで検討してから答案作成するところ、合同会社の登記に関しては、解法を用意していなかったので、1回目申請を先に書いてしまった方がいいと判断しました。なのでこれに関しては、普段と違うやり方になりました。「あとは書けるだけ書けば記述の方はOK」と考えながら解いていましたが、そのような油断をしてしまったのと、みなし決議の見慣れない書式、知識が曖昧な論点などで混乱してきて、終わった時には残り時間が僅かでした。
最後に急いで択一の見直しをしてなんとか乗り切れました。

後進へのアドバイス

講師や予備校、合格者など様々な情報が発信されますが、試験に関する客観的な事柄か、その人の考えかは分けて接するのがいいと思います。ことさら勉強法に関しては取り入れてはいけないこともあります。「テキストでアウトプット」を提唱している講座の受講生と「テキスト=インプット」だと考えている人では話は噛み合わないと考えた方がいいでしょう。私の体験記も一例に過ぎないことをお確かめください。
ところで、受験者の得点分布が法務省ホームページにて公開されているので1度は見てみることをおすすめします。令和4年度の総合合格点前後を見てみると、あと択一1問分で合格になりうる213.5~216点の範囲に148人、あと択一1問分で不合格になる216.5~219点の範囲に155人(記述基準点割れの人もカウントされています)。そして合格者のおよそ半分は合格点プラス10点の範囲にいます。目に見えない形ですが、壮絶なデッドヒートが繰り広げられています。このことをわかっているだけでも直前期と本試験のラストスパートを執念を持ってやり遂げられると思います。
合格を目指す皆様のご健闘をお祈り致します。

最後に

終わってみると、択一は午前午後とも最高の出来、記述は少し悪い程度の出来で、合格点を取ることが出来ました。結果的には、最後の20日間の学習をやり切ったことが功を奏し、直前ギリギリで間に合いました。特に最後の1周は、身についている手ごたえがあり、実力の伸びを実感できました。「これならなんとかなりそう」と思えたことで、当日は落ち着いて試験に臨むことが出来ました。
もちろん、約1年間継続して学習してきた積み上げがあった上での成果です。ご指導いただいた松本先生、辰已法律研究所の皆様に改めて感謝の意を表します。

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