松本基礎講座の一番の魅力は
直前期の 4~6月をかなり効率的に過ごせること

はじめに
私は自分に自信を持ちたいと考えて、軽い気持ちで司法書士試験にチャレンジすることを決意しました。しかし、司法書士試験はそんな軽い気持ちで挑戦するものではなく、一部の天才を除いて、人生を変えたい人が若さやキャリア、人間関係などを犠牲にしてようやく手に入れることができる資格なのだと1年目の不合格で身をもって知ることができました。2年目の挑戦で私は本格的に専業受験生として身を切る覚悟で臨み合格を勝ち取ることができました。1年目はやはり自分の中で甘えがあり勉強時間はとても少なかったです。それを反省して、2年目の挑戦では可処分時間はほとんど勉強時間にあてました。松本先生が仰っていたように机に向かっている時間以外にも勉強できるように努力をしました。例えば、食事中は苦手な分野の講義をもう一度みたり、どこかに出かける際は憲法の条文を聞き流したりなど常に勉強のことばかり考えて1年を過ごしました。私は決して、優秀な人間ではありませんが、平均的な受験生よりも努力することができたので、2年目にして合格できたのだと思います。
私のとった講座の魅力
私は松本先生のリアリスティックの講座を一括受講していました。この講座の一番の魅力はテキストの覚えるべきところとそうでないところが赤線ではっきり分かり、直前期の4〜6月をかなり効率的に過ごせる点だと思います。リアリスティックの講座ではテキストで全て一元化された勉強をすることができるので、テキストのみでほとんど完結することができるのが強みだと思います。さらに、松本先生は受講生専用ブログにて過去問とその過去問の根拠が示されたページを解説してくださっているので、効率よく過去問とテキストを照らし合わせることができるのでこの点もかなりの魅力を感じます。分からない箇所を相談したら早く返信をくださったりするのでとても助かりました。他にもランク付けされることによって単元ごとにメリハリつけて勉強ができる点など良いところはたくさんあるのですが、割愛させていただきます。主に線を引きながらの授業ですので、線を引きながらだと理解しにくい方は、先に動画を飛ばしながら線を引いて、引き終わってから講座を見るという方法でもよいと思います。
私のとった勉強法
基本的にはテキストを何度も何度も回すことが重要です。もちろんただ読むのではなく、見出しのみ読んで赤線が引かれた場所のワードが出てくるようにするアウトプット式の読み方です。テキストメインだと上記でも触れましたが、過去問は2〜3周することは大事だと思います。個人的にはテキストを完全に仕上げた後に、過去問を1周解いて、2〜3周目は解けなかった問題のみ4〜6月に解くとよいと思います。それ以外は何も特別な勉強法をしていません。ただひたすらテキストを鬼のように回す、それにつきます。テキストを回す際のおすすめのやり方としては「アウトプット出来なかったな」と思った箇所に付箋を貼って、また翌日にアウトプット出来なかった場所のみを回すというやり方です。同じように全ての知識を確認している中でアウトプット出来なかったということは、そこが自分にとって理解しにくい、暗記しにくい場所だからだと思います。付箋をして翌日にアウトプットをやり直すという勉強法をとることが出来れば、苦手な分野は自然と減っていくと思います。
各科目について
司法書士試験は範囲がとてつもなく広い試験で、科目ごとに配点が違うので、メリハリをつけて勉強することが大事だと思います。最初に主要四科目についてです。これらの四科目は司法書士試験における最重要の科目です。アウトプットのレベルですが主要科目の民法、会社法、不動産登記法、商業登記法は理由や根拠が脊髄反射で出てくるまでアウトプットできるように勉強しました。なぜならこれらの科目は記述が絡むからです。不動産登記法、商業登記法が記述の科目ですが、実体法である民法、会社法を根本から理解していないと記述でボロボロになります。
次にマイナー科目と呼ばれる民事三法、供託法、司法書士法、憲法、刑法ですが、これらの科目は憲法を除いて深い理解をする必要はなく、理由や根拠までアウトプットするのでなく結論のみアウトプットすることが出来れば、点数はとることはできると思います。結論のみで良いのでひたすらテキストを回すことがマイナー科目で点数を取ることのコツだと思います。理由や根拠を深追いするのは主要四科目と憲法のみで十分です。マイナー科目は軽く見られがちですが、しっかり対策して得点源にしなければ絶対に合格できません。
憲法についての留意点
憲法はマイナー科目ですが、学説問題も出題され、しっかり理解しないと得点できないので結論のみでなく、理由や根拠も押さえることが重要です。また、憲法については条文を聞くことがとても重要だと思います。憲法は条文そのまま出題されることもあるからです。もちろん他の科目でも条文そのまま出ることはありますが、余裕があれば民法なども条文を聞いても良いと思います。ですが、テキストをしっかり回していれば、憲法以外は対応できたので、私は憲法のみ条文を何度もユーチューブなどで聞き流すことで充分だと思います。松本先生も憲法は条文を聞くことを勧めていました。
記述について
記述は何か特別な勉強法が必要と思われる方が多いと思いますが、実はそんなことないと思います。記述が正しく書けるかはテキストの知識を正確に覚えているかどうかにほとんどが左右されます。松本先生は答案構成用紙の使い方、初めに見るべき場所、うっかりミスを減らす方法などを講義を通して実践的なものを教えてくれます。松本先生の講座で扱う記述のテクニックを身に着ければ、知識不足以外のミスはしなくなると思います。したがって、テクニックを身に着けた方が、枠ズレしてしまったり、関係ないものを書いてしまったりするのは、テキストの知識を正確に押さえ切れていないことが原因だと思います。記述の対策は、リアリスティックの講座で扱うものと直近の過去問2回分と模試2回分で私は充分でした。それ以外の答練、模試の回数を増やすといった方法をとると、テキストの回す回数が減り、知識不足で枠ズレなどをしてしまうと思ったからです。記述式の問題集を何度も回したり、答練を受講することよりも、主要四科目を何度も回して、しっかり要点を押さえることが記述の基準点を超える近道だと思います。
本試験当日
本試験当日は、体調があまり良いとはいえませんでした。前日に緊張しすぎて、4時間くらいしか睡眠を確保出来なかったからです。しかし、今までやってきたテキストや松本先生のユーチューブに勇気を貰って本試験に挑みました。午前はかなりリラックスして受験することが出来ましたが、問題は午後です。午後こそが司法書士試験の最大の山場です。時間が足りずに記述が全て埋めきれない受験生も続出します。そんな時間が足りない試験の中、私は緊張しすぎて不動産登記法の択一を解いているときに心臓がキュッとなって「また来年もこの試験受けるのか・・・」と半ばやけくそになっていました。そこで、私は大きく深呼吸して、水を飲み、30秒ほど休憩しました。すると、緊張が解けて午前の時と同じようにリラックスして試験に臨むことができました。それが合格につながったのかどうかは分かりません。ただ、午後の試験は午前と比べて難易度が高いだけでなく、とてつもない緊張感との戦いでもあります。本試験に向けてメンタルをある程度コントロールできるようにしておくのは本当に大事だと思います。
最後に
司法書士試験に合格して、私は自分に大きな自信を持てるようになりました。司法書士試験に合格したあの瞬間の胸の高鳴りは今でも覚えています。試験に合格してから、交流会などに顔を出すとみなさんとても優秀な方ばかりです。そんな人たちと肩を並べて研修を受けることが出来る自分を誇らしく思えます。
この試験に合格するには、色々なものを犠牲にして、勉強に専念する必要があると思います。私もたくさん犠牲にしてきました。しかし、正しい勉強法を実践することができれば、その犠牲は最小限で済みます。松本先生は講義の冒頭で正しい勉強法を教えてくださいます。司法書士を目指す動機や環境は人それぞれですが、来年度以降の受験生が、自身の実力をフルに発揮できるように祈ってます。







