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松本先生のおっしゃるとおり司法書士試験は別世界。苦労すれば合格に繋がる

T.Tさん
受験歴: 1回
令和7年度合格者
2025年度

はじめに

 宅建業に従事しており、仕事の関係で土地家屋調査士の資格を取ることになったため勉強を始めました。調査士は無事に合格することができましたが、以前より同じく不動産関係の資格でもある司法書士にも興味があったため、これを機会に不動産登記の全てを取り扱うことができるようにと司法書士を目指すことにし、土地家屋調査士に合格した令和6年2月にそのままの勢いで御校の令和7年度合格の講座を申し込みました。もともと宅建士や前記の通り土地家屋調査士を取得していたため特に民法については比較的楽にできるかと考えており、正直なところカリキュラム通りに進めていなかった部分もありました。しかし民法の中盤あたりからさすがに知らない内容がほとんどとなってきたため今までを反省し、講義の進行に合わせて勉強を進めるようにしました。そこからは松本先生の御講義の通りに受講および課題をこなしていきました。最終的に初回の受験で合格できたのも、松本先生のおっしゃられる通りに進めたおかげであると考えております。

私のとった勉強方法

 まずは勉強方法全般的なこととして、講義の導入ガイダンスにて松本先生がおっしゃられた通り、一日の勉強時間を確保し、それを維持することを第一と考えて計画しました。仕事をしながらの勉強であったため1日の勉強時間は休日を含めた平均で5時間程度であったかと思います。とはいうものの、仕事や家庭の事情で毎日必ずその計画通りの時間を確保することはできませんでしたが、それでも必ず毎日何かしら司法書士試験の内容に触れる時間を作るようにしていました。最も短い時間は20分の時もあったかと思います(リアリスティック記述式問題集基本編の1問だけ解く時間です)

択一対策について

 まず初めに択一対策の全般として、とにかく「早く」「正確に」をコンセプトとして勉強していました。そのため本来であれば少なくとも「早く」はそこまで考えなくてもよいと思われる午前択一の科目、例えば刑法についても「早く」を意識して解くようにしていました。というのも、本試験においては午前と午後は同じ択一でも全く別物であるほど時間の使い方が異なると思われますが、勉強段階においては同じ択一であるため、そこに差を付けないようにして常に時間短縮の練習をしようと思ったためです。

 具体的な勉強方法については、まずは各講義における課題を、必修かどうかを区別せずに全て解くことを行っていました。それに加え、新しい科目が始まった際に、その直前の科目(例えば不動産登記法が始まった場合の民法)の過去問をもう一度全て解くようにしていました。これを繰り返して最後の憲法の講義が終わった際に憲法を除くすべての科目の過去問を2回終わらせている、というのが理想でしたが、当然そんな都合よく進められるわけもなく、結果的に問題数の多い民法・不動産登記法・会社法等の3つの科目のみは2回終わらせている状態にしました。

 その後の直前期は、まずは民事訴訟法などの2回目が終わっていない過去問を優先的に行い、それ以降は自分の中で不得意と感じていた会社法・民事訴訟法を少し多めになるように合計3~5回ほど過去問を解き直しました。特に3回目以降は本試験を意識して、とにかく「早く」を実践するため、時間を計りながら35問をまとめて解くようにしていました。このような練習を5月あたりから行っていたため、6月中旬にはほとんどの科目において35問解くのに60~70分程度で終わるようになっていました。

 実際に本試験においても、午前も午後もほぼちょうど60分で解き終えることができました。

記述対策について

 まず勉強方法全般としては「慣れる」をコンセプトとしていました。単純に書いて覚えるという意味もありましたが、松本先生のお話の中で、司法書士試験は早く書くことできる人が有利である、との通り、文字を早く書くという練習にもなったかと思います。

 具体的な勉強方法は、記述式の授業の中盤あたりから必ず毎日記述に関する問題を解くようにしていました。この点についてはどれだけ忙しい日であったとしても一日も欠かさず行うようにしていました。そのため、本試験までの間にリアリスティック記述式問題集基礎編は合計4回、応用編は合計3回、オープンおよび全国模試は合計2回、本試験過去問は平成20年頃のものから令和6年まで合計1回を解いたことになりました。

 私が色々なところで聞いたり調べたりした範囲では、恐らく他の合格者の方よりも記述対策に重きを置いていたかもしれませんが、本試験まで3~4か月ほど毎日記述に触れていたため、本試験においても問題文を読んで理解する、答案を作成するといった点については日常の様な感覚ででき、実際択一よりも記述の方が圧倒的に順位は良かった結果となりました。

インプット段階での勉強方法

 基本的には松本先生の御指示の通り、テキストを複数回読むといった方法を取っていました。全ての科目において2回以上テキストを読み返していましたが、科目によって回数は分かれており、民事訴訟法が5回・会社法が4回・憲法が2回・その他3回となります。民事訴訟法だけ多くしたことには理由があり、単純に点数が悪かったからというのもありますが、模擬試験等を受けている過程において民事訴訟法が、少なくとも自分にとっては、合否を分けるポイントになるのではないかと考えたためです。リアリスティックのテキストにおいては350ページほどの内容であるかと思いますが、それに対して7問(21点)もあり、かつ記述式でもほとんど関係無い科目であるためちゃんと独立して勉強すれば大きく点数を上げられるが、勉強しなければ点数を大きく落としてしまうと感じました。実際、模擬試験においても午後問題の回において一度択一が原因で基準点を下回ったことがありました。よって5月~6月の間に民事訴訟法だけで3回読み返したと記憶しています。逆に憲法については、個人的には範囲があまりに広いと感じたため、苦手であることには変わりありませんが、他の科目に時間を回した方が良いと考え、重要な点だけを絞って主に過去問練習のみを行っていました。また、不動産登記法と会社法については記述式もあるため、記述式のアウトプットがそのままインプットにもなると考えています。記述式の問題分を読むだけでも択一の知識の復習になり、その逆も同じであるかと感じました。結局私が行ったインプットは苦手科目を重点的に、というものであったかと思いますので、私の場合は民事訴訟法でしたが、他のどの科目においても受験生全員に共通する点であるかと思います。

アウトプット段階での勉強方法

 前記の通り択一は「早く・正確に」、記述は「慣れる」をとにかく実践していました。

 その他、意識していた内容としては、たとえ100%自信がある問題演習においても必ず解説を読むことです。理由としては、例えば択一式の過去問を解いているときに、○か×かがすぐに分かるが、もし問題文のこの記載が違う書き方なら答えが変わる、というような自分の知識の復習も兼ねるようにしていたためです。よって正解した問題であっても、そこから派生する知識については解説のページにその派生内容を自分で書き込むようにしており、2回目以降にもう一度同じ問題を解いたときにその派生部分まで気づくことができたかという確認もするようにしていました。そのため、回数を重ねるごとに解説ページに文字を加えていくことになり、問題によっては自分の書き込みの方が解説文より多くなっているものもあったほどです。これは記述式についても同様であり、例えば商業登記において登記できない理由を答える問題において、「もしここがこうなら登記できる」「この問題ではこれが理由だが、このような場合も登記できない」というようなことを考えながら問題を解いており、同様に解説に書き込みを加えるようにしていました。

本試験当日のこと(午前)

 私の場合は第1問から番号順に回答しました。最初が一番苦手な憲法でしたが、私は嫌いな食べ物から先に食べる性格をしていますのでそれと同じように、最初から憲法は苦手なのでさっさと終わらせる、そして分からない問題が1問は絶対出るという覚悟で臨んでいました。実際は2問自信がある問題であったため逆に気持ち的にも余裕ができたような気がしました(予想通り1問は分かりませんでした)。その先の問題については、模擬試験などで出題された問題と似たような問題がそれなりの数ありましたので、気持ち的に楽に進められたように思います。結果として60分ほどで全て解き終えたためマークミスが無いことの確認と全体の見直しを3回ほど行いました。トイレに行く余裕もありました。令和7年度の午前については、恐らく例年通りか科目によっては少し簡単であったのではないかと思いますのでこのように少し余裕があったかと思いますので、幸いにもあまり気疲れすることなく午後を迎えることができたと思います。

本試験当日のこと(午後)

 事前に会場付近を探索して自分のリラックスできる場所を見つけていたため、そこで昼食と少し静かにしていました。試験開始後は、午前同様第1問から順番通りに進めました。前記の通り、民事訴訟法については一番多く勉強していたため1問1分かつ7分の6正解という気持ちで臨みました。1問1分は無理でしたが、重点を置いていただけありいくつか分からないものもありましたが、ほとんどは自信をもって回答できたと思います。不動産登記法についてはある程度順調に進められましたが、商業登記法択一については少し時間がかかったように思えます。それでもやはり民事訴訟法のおかげであると思いますが、60分程で択一は解き終えました。記述については不動産登記法から進めましたが、一点を除いて標準的な内容であると感じたため、除いた一点以外は恐らく30分程度で書き終えたと思います。ただし、その一点である、恐らく受験生の方の間で話題となっていたであろう、相続登記を入れるか入れないかについて10分程悩み続けました。結果的には相続登記を入れる選択をしましたが、理由は松本先生がおっしゃられていた「省略を悩んだ場合、省略はしない」という言葉を思い出したためです。また、その後の見直しで逆の結論とした場合であっても2重線ですぐに訂正できる内容であったこともあります。最後に商業登記の記述ですが、この時点で14:40でした。勉強期間を含めて最速記録でしたが、結果として商業登記を書き終えたのは15:58でした。不登法が終わったタイミングで内心では余裕で解き終えられるだろうと思っていましたが、非常に複雑な問題に思えたため、逆にかなり焦った記憶があります。そのため相続登記の見直しはできずに、マークミスの確認だけで終わりました。終わってからは、やはり勉強期間中に「早く」を意識していて良かったと思いました。

後進へのアドバイス

 最初に記載しますが、以下書く内容は本気で思っていることですので、決してふざけてはいません(この話をするとほぼ全員からふざけていると言われるためです)

 松本先生も導入講義でおっしゃっていた、勉強を始めるにあたって自分は別世界にいると思うようにした方が良い、ということがまさにその通りであると思います。

 というのも、松本先生は違う意味でおっしゃられていたかと思いますが、特に本試験中はほとんどの自由を奪われる環境であるため、普段自分が何気なく行っていることができないことになり、それを事前に覚悟して訓練しておいたほうがいいと思います。

 私の場合は「煙草」でした。当然であるかとおもいますが勉強は家でやっており、家の中では自由に煙草を吸うことができるため過去に受験したことがある資格試験も含め、すっかり煙草を吸いながら勉強することに慣れていた私は、集合時間を考慮すると最大4時間程度完全に煙草を封印される環境は、今までの受験したことがある試験の中で最長であり、まさに別世界と考えていました。仕事中と同じように問題を解き始めて順調な時は煙草のことは忘れられますが、なぜか不登法記述から商登法記述に移るタイミングでどうしても煙草を思い出してしまいます。とにかくそれでも問題に集中できるような対策をして年明けから本試験まで9時~11:30と12:30~16時は家でも煙草を一切吸わないと決めて生活していました。おかげで本試験ではちゃんと集中できたと思います。

 これを読まれた方の99%は「禁煙すればいいだけ」と思われるかと思いますので、ある程度一般的な内容に置き換えると、何かしらの癖、例えば普段からガムを嚙まれる方(調べてはいませんが多分禁止だと思います)、水分を多くとるようにしている方(本当に水を飲む動作の時間が合否を分ける場合もあると思います)などは事前に自分の常識ではなく別世界であるという訓練をされた方が良いかと思います。

最後に

 司法書士試験は試験範囲がとても広い試験であるかと思いますので途中で嫌になってきたりすることもあるかと思います。そんな時は司法書士資格を取ろうと思ったときの気持ちを思い出してみて下さい。恐らくほとんどの方は何かしら法律や不動産・会社に興味があって司法書士になりたいと考えられたかと思います。その純粋な興味の気持ちで教科書などを見れば、きっとそれまでより多少は楽しく読むことができるかと思います。また、どのような先生方も、どのような合格者の方も必ずおっしゃられていると思いますが、最も大事なのは才能や学歴・経歴ではなく「継続」だと思います。どんな状況であっても必ず毎日司法書士試験の何かに触れるようにしてみて下さい。知識を忘れないという意味もあるかと思いますが、自分はサボらずに毎日やってきたという少しの自信にも繋がるかと思います。最後に私が好きな言葉を記載させて頂きます。願わくば我に七難八苦を与えたまえ。今の時代には全くそぐわない言葉かもしれませんが、松本先生のおっしゃるとおり司法書士試験は別世界です。苦労した分だけ必ず成績そして合格に繋がると思いますので自ら苦労を受け入れ、そして受け入れてきた自分を信じて最後まで諦めず進んでみて下さい。皆様の合格を心よりお祈りしております。

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