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テキストの著者本人から学べる講座。これ以上の幸運は無い

U.Eさん
受験歴: 1回
令和7年度合格者
2025年度

はじめに

 勤務先で女性活用の波に押されて管理職の道を打診され、今後の進路を考え直したことがきっかけです。

 有難いお話ではあったのですが、元々の本業とは畑違いの部署に所属していたためその職場で人の上に立つ自信は無く、かと言って当時のポジションで永年勤続出来るとも考えられなかったため、もっと自分に自信を持てる専門的なスキルを身に付けなければと危機感が芽生え、転職も視野に入れて難関資格の取得を考えるようになりました。

 私は新卒以来ずっと同じ会社に勤務しており、業務スキルも保有資格もその業界でしか通用しないものがほとんどでした。そこで一般的に知名度があり相応の信頼性がある国家資格に挑戦しようと思い、法律系で上位資格の司法書士に挑戦することに決めました。

私のとった勉強法

講座受講に至った経緯

 私が受講したクラスは松本先生のリアリスティック基礎講座の通信コースです。

 司法書士試験について全くの無知状態だったので、独学は考えず予備校を利用しようと決めていました。一体どんなものかと書店で数冊のテキストを確認した中で、リアリスティックのテキストの表や語り口がとても分かりやすいと感じ、予備校のテキストで不十分な場合はこのテキストも追加しようと思っていました。この時は松本先生が現役の予備校講師でいらっしゃるとは存じ上げず(法律研究所の学者さんだと思っていました)、いくつかの予備校のパンフレットを取り寄せてみて初めてあのテキストのご著者本人から学べる講座があるのだと分かり、また、先生のこの講座にかける想いや誠実さを知り、これ以上の幸運は無いと思い受講を決めました。

 1回で合格するためには想像以上の勉強時間を確保しなければならないことが分かり、直ぐにでも学習を開始したかったのですが、受験を決めたのが2024年の2月だったので、ロングスタディコースにするには期間が足りず、レギュラーコースは開講までに2か月もあり、また兼業の勉強時間レベルでレギュラーコースの講義スケジュールに付いて行けるものかも不安過ぎて、どちらにするかかなり迷いました。

 一人で迷うよりプロの意見を聞いてみようと思い問合せコーナーに相談してみたところ、ご担当の方から直ぐに回答があり、双方に必要な勉強時間を明示の上、当時の私の状況ではロングスタディコースではなくレギュラーコースに申し込んだ方が良いとのご提案を頂きその通りにしました。

開講までの準備

 開講までに2か月ほど空白期間があったので、先ずは早期申込特典の民法の先行受講の視聴を完了させることにしました。この期間で実際の講義スピードやアンダーライン引きに慣れておくことができ、また、本講義開講までにある程度勉強中心の生活リズムを構築することが出来てとても有効だったと感じています。

 また、松本先生がテキストの章ごと節ごとにインデックスを貼っておいた方が良いと仰っていたので、この時期に揃っているテキスト分を完了させておきました。全テキスト分を作成するのに3~4日は必要だと思います。私には手書きで対応出来る量ではないと判断し、コクヨの「合わせ名人」というサイトを利用して作成しました。等間隔で貼るためのガイドも利用することで綺麗に仕上がり、かなり使いやすいテキストに仕上がりました。これも大正解だったと思います。

計画と実績管理

 勉強第一の生活をしつつも仕事と家庭も大切にしたかったので、月初に入念に学習計画を立てていました。

 松本先生も仰っているように、兼業では日単位よりも週単位で管理した方が仕事でペースが崩れても挽回し易いので、月間予定と共に1週間ごとの目標も設定して進捗を確認し調整していました。

 具体的には、先ず講義配信スケジュールに合わせて月毎の進捗目標を設定します。

 そして、出社の日、在宅勤務の日、休日、と3パターンの可処分時間を割り出し、必要勉強時間との可不足を確認・調整して1週間の行動予定を決めました。

 計画をしっかりと立てておくことで自分がいつ何をすべきかが具体化するので、わずかな時間も無駄にせずに済みました。

 この計画に沿って実施した学習内容と勉強時間は毎日記録していきます。遅れが生じた場合にはなるべくその週の内に帳尻合わせをして翌週に持ち越さないようにしていました。常に進捗を意識していたかったので、計画表は無意識的に目に入るよう、アプリ等ではなく紙媒体のスタディプランニングを使用して敢えて卓上で管理していました。

勉強時間

 (直前期まで)1週間の勉強時間は月間を通して一定ではありませんでしたが、繁忙期で20~25時間程度、それ以外では30~48時間程度です。

 (直前期)答練期は家事や家族行事もセーブして、繁忙期以外の週には40~53時間確保しました。この頃から家族で食卓を囲むことを諦め、一人で勉強しながら片手で食べられるものを食べる生活になりました。

 (超直前期)試験前2週間に休暇を取得させて頂き、この期間は仕事のための体力を残しておく必要が無かったので1日12~14時間程度勉強しました。

 勉強時間の確保は日々の課題でしたが、前述の月初計画と進捗確認の徹底と家族の協力のお陰でなんとか捻出することができました。

インプット段階

講義視聴

 勉強方法を自分で工夫したことは特に無く、全て松本先生の指示通りに進めました。

 これまでの自分の常識だった「書いて覚える」「解いて覚える」の常識を捨て、「声に出す」「テキスト中心」をひたすら実践しました。

 表を壁に貼る、付箋を貼る、1週間に1度見る、毎日眺める、今日中に覚える、語呂合わせで覚える等、先生が具体的に指示して下さるので、その都度即実行しました。その他マストでは無いがイメージを掴むのに有効だと仰っていたことで、書類の取り寄せ(自宅の登記記録や勤務先の登記事項証明書、戸籍の附票等)も都度やってみましたが、これらの申請は全てオンラインで出来るので、時間が無い兼業受験生でも負担無く出来ました。理解が深まったのは勿論のこと、この経験が後々の不登法・商登法のオンライン申請の学習で大いに役立ちました。

復習・問題演習

 私が1番苦戦したのがテキストのアウトプット読みです。先生の学習法に沿って1回の講義につき予習時・講義視聴後・過去問演習後と3回テキストを読むのですが、私はテキストを読むのがとにかく遅く、思い出そうとすると中々進まず余計に時間が掛かり、気が付けばアウトプットを忘れて素読してしまっている…という状態が半年以上続き、速度も最後まで大幅に改善することは出来ませんでした。これは直前期に大きな足枷になりますので、皆さまにはぜひ早めに習得されることをおすすめします。

 やって良かったことは過去問のタブレットへの取込みです。繰り返し問題を解く際に、私は前回分のアンダーラインが気になるタイプなので、問題演習はタブレットを利用していました。受講者特典でWEB上に提供されている過去問データの全ページをスクショしてPDF変換し、Goodnotesというノートアプリに取り込んで使用しました。取り込む作業は手間ではありますが、1度取り込んでしまえば何度でも繰り返し演習できますし、間違えた問題や解き終えた問題の管理も簡単でした。また、全科目の過去問をどこへでも常に持ち歩くことが出来たことが何より便利でした。

追っかけ復習

 追っかけ復習の速度も遅く、先生の指示通り民法Ⅲに入った時から始めましたが、不登法の指定過去問が急増した時期を境にどんどん遅れて行きました。不登法Ⅱのテキストに入った頃でも未だ民法の1周目が終わっていない状態だったので、先生から民法はもう飛ばして不登法・会社法を直前期までに最低2週するようにとご指示頂き、このノルマだけは死守しました。この頃から毎月ご相談させて頂き、進捗に合わせて具体的な月間目標と学習内容についてご指導頂いていました。

記述対策

 記述対策も松本先生の指示通り、申請例の暗記と記述の連鎖の習得に努めました。

 申請例の暗記は、家事やスキンケア等の両手が使えない時間を使って音声データのシャドウイングで行いました。特に商登法の登記事項や添付書面は長いので、この勉強法に大いに助けられました。

 講義では、予習段階の問題演習で生じた疑問がみるみる内に解き明かされていく様子に臨場感があり、また、回を重ねるごとに実力が付いていく実感があり、毎回とにかく楽しくて最終講義後はロスに陥りそうな程でした。問題演習は講義時と直前期の解き直しの計2回のみです。

アウトプット段階

答練・模試の受験状況

 松本先生のアドバイス通り、答練も模試もすべて会場受験しました。(答練6回、模試は他校を含めて3回)お試し受験で自分が雑音や人の気配に影響されやすいことが分かったからです。それを踏まえて周りに人が沢山いる場でも動じないよう訓練しました。当初は往復の時間が勿体ないような気がしていたのですが、実際に行ってみると絶大な効果があり、1人で決めずに指示を仰ぎ素直に実行して良かったと心から思っています。

成績

 最初の答練は午後科目だったのですが、初めての本試験形式の問題に驚き、また、周りの受験生の方々の迫力に圧倒され、記述の問題文も読み終わらず焦っている間に時間切れ…という散々な状態でした。結果10問しか取れませんでしたが、自分のレベルではこの段階では基準点に至る分けが無いと割り切っていたので、「なるほど、今の実力はこんなもんなのね」くらいの感覚で、多少ガッカリはしましたが引きずることはありませんでした。

 先生に報告したところ、初回受験者はこれから必ず伸びるので気にせず計画通りの勉強を進めることと、時間配分や解き方のテクニックを習得しておくことをアドバイス頂き、その通り実践しました。

 具体的には、直前期マニュアルに沿って立てた勉強計画の実行に加えて、松本先生の「時間内に解き終える方法」の講義を繰り返し視聴し、時間配分や注意事項のレジュメを壁に貼って目に焼き付け、以降の答練でひたすら訓練しました。

 結果、次の答練からは午前午後共に20問以上は取れるようになり、少しずつ現実的な数字に近づいていきました。6月に入り、模試とその後に解いた年度別過去問(5年分)でようやく基準点を超える程度に達しました。トータルで合格点をとれたのはたったの3回でしたが、この時も先生の言葉を信じ「この後の休暇期間でまだまだ成績は伸ばせる!」と思っていました。

シミュレーション

 当日の持ち物については、答練期に靴、文具、時計をあれこれ試して決定しておき、模試では、食事、飲み物、洋服の調整を行いました。

 私は他の受験生の方にペースを乱されるのも苦手でしたが、自分が他の方の迷惑になることにもストレスに感じるので、細かい話ですが、鉛筆には転がらないタイプのキャップを付ける、靴音のしないラバーソールのパンプスを新調する、昼食には匂いの出ない食材・ドリンクを選ぶ等して、思いつく限りの不安要素を解消して行きました。

 併せてこの時期に本試験会場の下見も行いました。試験と同じ曜日・同じ時間帯で2回実施し、自宅からの所要時間や門から校舎までの距離を確認しました。たった2回の訪問でも見慣れた景色に感じますので、当日はあまり緊張せずに済みました。

合格に至るまでの出来ごと

環境の整備を徹底

 兼業・家庭持ちでこの試験に挑戦するには家族や職場に多大な迷惑を掛けてしまうと分かり、絶対に1回で合格しなければならないと心に誓いました。そこで、環境面でも勉強のために必要と感じたことは全部やり、負担に感じたことは全部排除して、絶対に言い訳出来ない状況に自分を追い込んで行きました。

 例えば、勉強用のタブレットについて「画面が小さくて目が疲れたからちょっと休憩しよう」「今日は荷物が多くて持てないから出先での問題演習は無理かも」等の言い訳が出来ないように、講義視聴用の大画面の物と持ち歩き用のコンパクトな物を新調する、といったことです。勉強を遠ざける言い訳要素を放置せず潰して行くことで、勉強時間に向き合える時間が増え、質の向上にもつながりました。

 家具・家電・寝具・衣服・文具等、出費は多くなりましたが、気力・体力・記憶力が衰える一方の大人世代の受験生としては、ある程度の設備投資はやむを得ないと覚悟して臨みました。

体調管理

 以前、別の資格試験で受験期間にコロナに罹患し、高熱で1週間勉強出来ず巻き返しに苦労した経験があったため、勉強計画が狂わないよう体調管理には細心の注意を払いました。社交を最小限に減らし、外出時には必ずマスクをし、人混みを避け、職場での会議の後はうがい手洗いをする等して対策を徹底しました。

 食事は元々主人の体調管理としてオーガニックや自然栽培の食材でグルテンフリー、カゼインフリー寄りの食生活だったので、これをさらに強化して免疫力の維持に努めました。結果、14か月の受験期間中で勉強が出来なかった日は1日もありませんでした。

試験当日のこと

(待ち時間)

 当日は松本先生のアドバイス通り午前午後ともに待ち時間中に年度別過去問(午前は民法総則、午後はマイナー科目)を数問解いてウォーミングアップしました。頭の回転が良くなる上に集中することで緊張も和らぎ、とても良かったと思います。

 昼食はいつも通り豆乳ヨーグルトにグラノーラとフルーツを入れたものを食べました。飲み物はペットボトルのミネラルウォーターの他に冷え対策で温かい白湯をタンブラーに入れて持参しました。

 午後は必ず会場が冷えることを学んだので、昼食後、歯磨きをした後に肩回しやストレッチをしながら校舎の中を軽く散歩して血流を促し、試験開始直前に厚手のパーカーを着て臨みました。

(試験中)

 解く順番、1問に掛ける時間も先生の指示通りにしました。午後は全肢検討出来た問題はほぼ無かったと思います。疑義のある問題が2問もあったので、解けている感覚が無く終始不安ではありましたが、択一は何とか50分で解き終わりました。再検討したい問題がいくつかありましたが、先生の時間遵守の教えを守り、マークミスの確認のみ行って不登法の記述に移りました。

 不登法の答案構成が終わった後になぜか20分も余っており、これはおかしいと何度も確認したのですが解決せず、時間が勿体ないので一先ずこのまま答案を完成させてしまい商登法を解いてから戻ろうと決めました。普段は構成用紙しか見ないのですが、異常事態だったので問題用紙と照らし合わせながら記入して行ったところ、最後の枠を完成させる際にようやく別紙を1枚見落としていることに気が付きました。

 背筋が凍る思い、というのはまさにこのことです…。

 慌てて事実関係や問を再確認しようとしても気が動転してしまって文章が頭に入って来ず、ページをめくる手は震え、動悸がどんどん早くなって行くのを感じました。そこで一旦手を止め深呼吸し、「大丈夫!今これに気付けたってことはむしろラッキーってこと!」と自分を励ましました。ポジティブ思考が働くと心身の動揺が収まり、浅い検討にはなってしまいましたが制限時間までに何とか書き切りました。

 この時点で天地がひっくり返るほどの衝撃を受けていたので、その後の商登法もとても難しかったのですが、未知の登記を問われても然程動じることなく淡々と進めることが出来ました。全ての枠を埋め、疎かになっていた不登法の添付書面の確認を行ったところで試験が終了しました。

後進へのアドバイス

 先述の通り、私はテキストのアウトプット読みが最後まで身に付かず、直前期のテキスト回しに非常に苦労しました。直前期に進捗が遅れてしまうとどんどん自信が無くなってしまい、悪影響しかありません。開講時からもっと真剣に取り組んでおけば良かったと後悔の毎日でした。この直前期のテキスト回しは点数に直結すると感じています。筆記試験の終了時から合格発表の3か月間を心穏やかに過ごすためにも、早めに習得されることをお勧めします。

 生活面では、ご家族の方に一番負担を掛けてしまうと思います。私も、こんなに寂しい思いをさせてまで勉強を優先して良いのだろうか?と心が揺れてしまったり、申し訳無さで涙が出てしまうことが何度もありました。

 でも合格を一番望んでくれているのは、傍で信じて応援してくれているご家族です。家族だからこそ感謝の気持ちは伝わっていますので、心がブレそうになっても合格こそが最高の恩返しなのだと自分に言い聞かせ、どうか諦めないでください。

後進へのメッセージ

 兼業受験生の方は時間の確保に苦労されるかと思います。その限られた時間の中で、自ら試験そのものの研究をし、戦略を立て、勉強方法を構築するということは非現実的であるため、信頼できる予備校に全てお任せするのが得策です。特に直前期は、講義や宿題が無い分、何をすべきなのか分からなくなったり、孤独感に押しつぶされそうになったりするのですが、松本先生は「直前期マニュアル」として必要な戦略をご教授下さり、状況に応じた明確な目標を示して下さるので本当に助かりました。

 この受験期間中、私は松本先生を信頼する気持ちに一点の曇りも無く、余計なことを考えずにひたすら前に進むことが出来ましたが、これは松本先生のご指導の素晴らしさに加えて、辰已のスタッフの皆さまの手厚いサポートもあってのことだったと思っています。事務手続きの指南、適時適切な各種案内や配布物の提供、質問への迅速な応答等、僅かな時間も無駄にしたくない兼業受験生としては本当に有難く、講座全体を信頼して迷わず勉強を続けることが出来ました。また、答練でのボロボロの記述答案に対する励ましのコメントに何度救われたことか…。孤独な受験生活に親身に寄り添って下さる存在は大切です。皆さんも、苦しいときは一人で頑張らずに先生やスタッフの皆さんにぜひご相談なさってください。

 長い受験期間の中、迷ったり不安になったりすることも多いかと思いますが、自分を信じて最後の最後まで諦めずに頑張ってください。心から応援しています。

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