挫折する可能性が低いと感じて松本先生の講座を受講

はじめに
法律とは無縁な生活を送っていましたが、勤務中に起きた交通事故の際に弁護士の先生に助けていただいた事がきっかけで「自分も法律を学んで誰かの役に立ちたい」と思いました。数ある法律系資格の中から「計算が少なく、理解と暗記が勉強のメイン」で「刑法が試験科目にある(単に興味があった)」司法書士を勉強することにしました。受験の決意はしても挑戦するのは難関資格なので、挫折する可能性も考慮して初年度は令和5年の12月から独学で勉強を開始しました。初回受験では午前は基準点を超え、午後は基準点にあと一歩足りずという結果でした。法律の勉強は想像以上に楽しく、挫折する可能性が低いと感じたため令和7年の試験に向けて松本先生の講座を受講することにしました。
私のとった勉強法
独学時代は過去問とまとめ本を学習のメイン教材として使用していましたが、本試験や模試、年度別過去問で基準点前後の点数は取れるけれど安定した上乗せ点が取れない事が大きな悩みでした。また、過去問で解いたことのある具体的な問題の正解不正解は判断できても法律を理解できている感覚は全くありませんでした。そこで2回目の受験ではテキスト学習を中心とする「リアリスティック一発合格松本基礎講座(2025)」を受講し、「見たことある問題だから解ける」状態から「法律が理解できてるから解ける」状態を目指しました。
択一の勉強法
前述の通り、理解することに重点を置いていたのでメインの勉強はテキストの反復になりました。
あくまでも私のテキストの読み方にはなりますが
①テキストを30分読んでみる(理解できないところは飛ばして先に進む)
② 30分で読めた部分を7日間読み続ける
③ 7日読んだら以降は1週間〜1ヶ月(知識の忘却具合や、後述のスピードの維持の具合によって科目ごとに調整する)おきに読み返すという方法で学習していました。
①の段階で一定の時間内に自分がどのくらい読む事ができるか目安を知り、一日も学習計画の参考にします。(30分で◯◯ページだから、1日3時間勉強すると◯◯ページ進みそう)
②の段階で7回も読むので理解が深まり、4〜5回目くらいからは読み切るスピードも格段に上がります。早く読み終わって余った時間は次の範囲の学習に当てていきます。
7回読んでも理解が難しい箇所や他の知識と混同する箇所は自分の弱点(私はその箇所を「宝の山」と呼んでいました。)なので、YouTube やネットで調べて理解を強化したり(テキストに掲載されていない所までは深入りしないように注意!)、フラッシュカードアプリや大きめの付箋にまとめてトイレやベッド周りに貼ったりして目に触れる回数を増やしました。
③の目的は7回読み切った日のスピードを維持できるようにする事です。直前期はいかに早く全範囲を周回できるかにかかっていると感じていたので、定期的にテキストを読み返して全てのテキストをトップスピードで読めるように維持しておきました。
テキスト7回読むタイミングで同じ範囲の過去問を解き、間違えた問題のテキスト該当箇所に「ミスした!」と書き込みをしたり、過去問を解くことによって理解が深まった箇所や気付きがあった箇所には講座で使用していない色のペン(私は紫色を使用)でテキストにメモしていきます。そうすることによりミスした知識に敏感になりますし、テキストを読むだけで過去問の知識も拾い直す事ができ、テキストに情報が一元化されていきました。
講座の視聴が終わった範囲から7回読みを開始していき、ゴールデンウィーク前までには全ての範囲を7回読み終えて、5〜6月は③のトップスピード通読を全範囲で回しました。
記述の勉強法
記述式の勉強に関しては年明けから徐々に勉強を開始しました。
ひな形は紙に書いて覚えることはせず、手でひな形集の文字を隠しながら声に出して暗記しました。試験本番ですぐ思い出せる状態にしておきたかったので、一度覚えたものでもすぐ思い出せるか定期的に確認していました。
時間対策は注意事項などの覚えられるところは覚えて準備しておき、答案構成や問題を見る順番などは講座の知識をベースにしつつ、より速く解けるよう自分流にカスタマイズしていきました。
記述に関してはとにかく問題を解く事を大切にしていたので、最初はサイズの小さい問題から始めて、徐々に本試験サイズの問題に挑戦していき「市販の記述式問題集」「模試の問題」「年度別の問題」を試験本番までに2〜3周しました。
また、記述の問題は試験本番までに「いかにミスするか」が大切だと思っていましたので、たくさん問題を解き、ミスして、ミスノートにまとめて同じミスは二度としないようにしていくことで地道に点数が上がっていったように思います。模試や答練で思い通りの結果が出ない時は「本試験前にこのミスができてラッキー」と思うようにしていました。
本試験に向けた準備(模試や答練・年度別過去問)
4月頃から毎週日曜日は模試か年度別過去問を解きました。7月の試験本番に向けた慣らしと自分に足りない部分を把握するのに良い練習となりました。
模試は試験と同じような緊張感を持って取り組みました。時間配分、わからない問題に出会った時のメンタルの維持、試験開始直前にする事や昼休憩など可能な限り決めた状態で本試験をイメージする事により、本試験当日に集中できる状態を作りました。
模試は本試験よりも難しい傾向にあるので年度別過去問に取り組む事により本試験のレベル感を再確認し、模試の結果に落ち込まないようにしました。また、模試と過去問は微妙に言い回しが違ったりするので本試験に慣らす意味でも年度別過去問に取り組む価値はあったと思います。
その他の準備
試験会場が決まってから、会場の下見に伺いました。試験当日に実際に通るルートの確認やどこで昼ごはんを食べるか、トイレの位置など試験当日に試験以外の事を考えなくて済むように準備しました。もちろん服装やカバンの中身、休憩中に聴く音楽など決められる事はあらかじめ全て決めておき、上述の通り模試の日は本番と同じように行動していました。
試験当日
試験開始時に最も集中した状態を作りたかったので試験開始直前は教材等は見ないようにし、深呼吸をして精神を研ぎ澄ましていました。
試験中はわからない問題にも出会いますが、可能な限り二択まで持っていき、最終的には「こんなに勉強してきた自分がこれだと思うなら、信じるしかない」というマインドでテンポよく問題を捌いていきました。
午前の試験は比較的時間に余裕があるので、余った時間であえてトイレに行き所要時間を調べておきました。お昼は下見した時に決めた場所で食事をし、試験休憩用に作ったプレイリストを聴きながら模試の日と同じようにのんびりと過ごしました。
午前午後共に第20問あたりでケアレスミスが増える傾向にあったので、途中1分ほど水飲み休憩を入れていました。ちなみに午後の試験は脳が糖分を欲するので、様々な飲み物を試した結果イオンウォーターに落ち着きました。
商業登記法の「解なし」の問題や記述式の問題が例年に比べて難しかったこともあり、試験が終わった直後は合格の自信は全くありませんでしたが、サボることなく勉強をやり切った自分を褒めながら会場を後にしました。
合格までの出来事
令和7年の3月末で仕事を辞めて専業受験生になっていたので、合格発表までは不安で仕方なかったです。兼業受験生時代は仕事と勉強の両立に苦労し、専業受験生時代は収入がないことへの不安との戦いでしたが、法律の勉強自体がとても楽しかったので勉強する事自体は苦痛ではありませんでした。
初回受験の時に感じた「法律を理解できていない感覚」は松本先生の教えの通りに勉強したお陰で克服することができ、模試の段階から問題の正誤だけでなくテキストに書いてある理由も思い出せていました。私が合格できた一番の要因は、熱意ある松本先生の講座のお陰だと断言できます。松本先生には感謝しても感謝しきれないです。
大好きなお酒や趣味等数多くを犠牲にしながら勉強してきましたが、私の勉強を応援してくれていた妻や友人達にも我慢を強いてしまったので、この合格は私だけで掴んだものではありません。
支えてくれた全ての人への感謝を忘れずに、これからも研鑽を積んでいきたいと思います。
最後に
司法書士試験は目指し甲斐のある非常に難しい試験だと思います。ですが適切な準備をすれば必ず突破するチャンスがあります。日々、合格までに必用な準備が何かを自分自身に問いかけて、最高の準備ができた状態で試験会場に向かえるよう心から応援しております。







