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講座はテキストが一番薄く、余白の 多いパーフェクトユニット一択

S . Sさん
受験歴: 4回
令和7年度合格者
2025年度

はじめに

 私は令和元年、2 年、3 年と受験をしたものの 3 連続で不合格となり、仕事と勉強の両立に苦しんだ結果、一度はこの試験から離れました。今回の復帰戦は専業受験生として 8 ヶ月間勉強し、無事に合格することができました。
 最初に司法書士を目指そうと考えたのは、私自身が相続の関係で司法書士の先生にお世話になった経験があったからです。私もその先生のように人の役に立ちたいと思っていました。
 その後 3 度の不合格を経て、全く別の精神保健福祉士という福祉の国家資格を取得しました。その資格をもって、いわゆる精神科病院での勤務も経験をしました。その現場において、人権について深く考えさせられる事案に遭遇し、もう一度なんらかの法律資格に挑戦しようと考えました。幸いなことに司法書士試験は基準点を超える程度には進めていましたから、これをやりきろうと決意しました。
 講座はテキストが一番薄く、余白の多いものを使いたいと考えていましたので、私にとっては田端恵子先生のパーフェクトユニット一択だと考えていました。この「薄さ」と「余白の多さ」は、どの資格試験にも当てはまる良い講座、良いテキストの条件だと思います。

私のとった勉強法

 司法書士試験に再挑戦しようと決意しパーフェクトユニットに申し込んだのが昨年の 10 月末でしたので、残りの 8 ヶ月でどう仕上げていこうか、ざっくりと計画を立てました。まず年内の 2 カ月で記述も含めて講義を全て消化するというのが大前提です。1 月、2 月、3 月で過去問周回と答練代わりに模試をかき集めて実践練習をすること、4 月、5 月、6 月は一般的に言われる直前期の過ごし方を徹底することを計画しました。
 講義は 1 日平均 6 ユニットずつくらいのペースで進めました。終わったらすぐにその範囲の肢別問題集を解いていました。問題の解説動画はほとんど見ていません。腑に落ちない部分があってもどうせ周回して戻って来るのですから、絶対に個別の論点で立ち止まらないこと、これを常に意識していました。
 復習のペースは解いた翌日、それから 1 週間後、それからまた 1 ヶ月後、という具合でなんとなく決めていました。このなんとなくがとても重要だと思っています。これだけ広い範囲の理解を求められる試験ですから、計画通りに勉強が進むわけがありません。その時に落ち込まないために、計画はなんとなくでいいと割り切っていました。
 講義自体は余裕を持って年内に消化することができました。ただやはり範囲が広い試験だと痛感したので、全体の科目や分野を 2 グループに分けて考えることにしました。1 つ目のグループは一言で言うと試験前日に必ず確認したい科目や分野、つまりある程度ここから 1 問は出るのではないかと計算できる比較的コスパのいい科目や分野です。具体的には保全、執行、統治、司法書士法、弁済供託、執行供託、財産犯、放火、譲渡担保、設立、持分会社、商法、社団財団、不動産登記総論あたりだと私は考えました。日曜日にはこれらの範囲だけをやると 1 月の時点で決めていました。そしてもう 1 つのグループはそれ以外の全てです。このように分けることによって、日曜以外の曜日ではこれらの細かい分野に気を取られることなく、民法、不登法、会社法の王道部分に集中して取り組むことができました。
 さらに直前期になると、得意分野にしたい科目として、占有、買戻、仮登記、区分建物、信託、社債、計算、解散清算、特例有限、商業登記総論、裁判主体、訴訟の終了、簡裁、供託手続、罪数、刑罰あたりを切り離し、土曜日をこれらの範囲だけを勉強する日と決めました。
 このように手薄になりがちな分野を切り離して取り組んだことは私にとって大きな成功だったと思います。択一ではマイナー科目は 1 問も落としませんでしたし、記述が半壊していた中で択一だけで受かったと言っても過言ではない正答数を稼ぐことができました。大きな問題に直面したら、とりあえず問題を小分けにしてみる。この成功体験は今後の人生の財産になると感じました。
 内容をどのように記憶に定着させていったかというと、私は暗記マーカーを使いました。ただ、いきなりマーカーでテキストを虫食いにしていっても、果たしてそれがこの試験における重要部分かどうか、疑問が残ると思います。なのでまずは過去問を 3 周程度周回してから、問われていたところを暗記マーカーでひたすら隠していくという作業をしました。
 ◯✕で覚えるだけでは別の問われ方をした際に知識がブレてしまうので、このやり方も私にとっては大成功でした。何よりも、過去問を最初から最後まで消化するよりはるかに早いスピードで、テキストベースでアウトプットの作業ができたのが大きかったです。
 直前期には、あと 3 カ月は絶対に忘れないであろう問題を洗い出し、次々と弾いていきました。とにかく周回性を意識してメリハリをつけられたことで、これもかなりの得点につながった手応えがありました。

専業受験生として

 間違いなく、負荷が大きいのは兼業で働きながら勉強をされている方々のほうだと思います。ただ、専業なりの悩みもありました。それはかけた時間が大きい分、プレッシャーも大きいという点です。万が一のことがあったら何も残らない 8 ヶ月になってしまう、その恐怖は感じていました。
 当日現場で助けてくれるのは自分しかいません。試験までの数ヶ月間、どんな自分で過ごしたら当日のテンパっている自分を助けてあげられるだろうかと私は考えました。
 それに対する私の答えは、毎日図書館の開館時間前に必ず入り口に並び、一番に席をゲットすること、でした。心が折れそうになったら毎日毎日図書館に並んだ自分を思い出そうと考えていました。これは当日だけでなく、超直前期に大変良い効果があったと思っています。あれだけやってきたんだから、といい意味で開き直って落ち着いて過ごすことができました。

本試験当日

 とはいうものの、恥ずかしながら当日のコンディションは最悪でした。前日の午後からお腹の右下あたりがキリキリと痛みだし、当日も冷や汗が止まりませんでした。午前の部も午後の部も、直前に正露丸とロキソニンを飲んでなんとか意識を保っていました。午後の終盤は退席しようか悩んだほどで、用意していた答案構成などはほとんどできませんでした。
 終わったあと徐々に痛みは引いて行ったので、ストレスだったのかなと思います。
 当日持っていったものは、講座で配付された記述式連想パターンブックとちょっとした間違いノート的なものだけでした。昼休みにパターンブックで確認した論点がそのまま記述で問われたので、その時だけは安心しました。
 このような有り様でも合格できたのは、それまでの準備が良かったということに尽きると思います。

最後に

 他の合格者と交流して、形は違っても同じような姿勢で取り組んでいた方が多いと感じました。例えば私の知る限り、分からないところでいちいち立ち止まってあれこれ考え込んでしまうような方はいませんでした。あるいは勉強の量をこなす前に質のことを考えてしまってなかなか手が進まないというような方もいません。
 同じような苦労をしてきた者同士、多くを語らずとも通じ合える部分が非常に多いです。こういった面でも、合格できて本当によかったと思います。
 私は学歴を見ても、職歴を見ても、何一つ突出したものは持っていません。そんな私でも合格できたのですから、きっと皆さんもやればできるはずです。辛い試験ですが、その先には楽しいことが待っています。

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