行政書士試験合格のための素朴な疑問
山田先生、教えてください!
いまだからこそー
いまさら聞けない?
行政書士試験合格のための素朴な疑問
2023年11月
Answer
行政書士試験の満点300点の構成を考えて下さい。
意外に分かっていない方が多いのですが、過去問をやることが直接役立つのは「法令の択一式」だけです。記述式や、多肢選択式や一般知識では過去問は役に立ちません!
全体の点数配分を冷静に分析すれば分かることなのですが、過去問が役に立つのは約4割だけなのです。
だから、過去問を何周しても成果は上がりません。これを図で表すと良く分かるので下の動画でみて欲しいのですが、過去問が役立たない分野では、過去問を〇×式で解きまくる以外のしっかりした対策が必要です。 それを一緒に考えましょう。
Answer
民法が得点できない・苦手意識があるーその原因は2つです。
❶一つ目は、本試験自体の過去問のストックが少ないことです。
民法は、過去問の知識でとれる問題は9問中2~3問程度なのです。これでは、過去問だけを〇×式でいくら頑張って解いて知識を確実にしても得点効果が低いのは当然です。合格するためにはどうしても過去問を〇×式で解く学習スタイルから抜け出なければなりません。
❷二つ目は、民法の事例問題です。これには、単純な〇×式の知識では対処できず、知識がきちんと「構造化」している必要があり、そのための学習方法が必要です。
詳しくは、下の短時間動画をご覧ください。
Answer
取れます!やり方さえ間違えなければ、15問は、必ず、取れます!安心してください。
①行政法択一式は、法令択一式160点の約半分の76点で約半分です。
②行政法は過去問のストックが多く、かつ過去問の知識で取れる問題は19問中12問程度はあり、且つ典型的なパターンの問題が多いので対処しやすいのです。
この点は辰已法律研究所の出口調査でも明らかで、平均的に19問中13問はいけています。
そこで、行政法択一式攻略には、まずは、過去問の知識をパターン化して、集約化していくのが最も効率的です。
ポイントは、パターン化と集約化です。
詳しくは、下の短時間動画をご覧ください。
Answer
記述式は、記述式にあった勉強法が必要ですが、要は対策の仕方次第であり、必ず得点できます。
記述式には、択一式と違った対処法が必要ですね。
①過去問をいくらやっても同じテーマはほとんど出ませんので、過去問学習をしても効果が上がらない。
②では、何をすればいいのか?とても対策がたてにくい問題形式ですね。
条文の要件・効果と判例の「キーワード」をしっかり整理して「法律のWORDとして、また文章として」記憶しておく必要があります。
➂事案分析ができなければなりません。
特に、長い事案の分析の練習が必要です。
詳しくは、下の短時間動画をご覧ください。
Answer
ここは、公式発表がちょっと分かりにくいですね。
現行「第二 試験科目」のうち「行政書士の業務に関連する一般知識等」を「行政書士の業務に関し必要な基礎知識」と改め、当該基礎知識に含まれる範囲について、 現行試験において「一般知識等」の範囲内で出題しうるとしていた行政書士法、戸籍法、住民基本台帳法等行政書士の業務に必要な諸法令を「行政書士法等行政書士業務と密接に関連する諸法令」とし、「一般知識」、「情報通信・個人情報保護」及び「文章 理解」とともにそれぞれの分野から一題以上出題することを規定する。併せて現行規定の「一般知識等」の括弧内に列挙していた「政治・経済・社会」を削除し、今後は、 改正後の「一般知識」の分野において出題しうるものと整理する。
詳しくは、下の短時間動画をご覧頂いた方がいいですが、結論的は、私は従来の一般知識よりも対策を立てやすくなる可能性が高くなると思っていますので、あまり不安になる必要はありません。