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自分を信じて、諦めずに学習を続けること

Y・Nさん
受験歴: 4回
早稲田大学
都内法科大学院(夜間)【未修】2017年入学 2020年卒業
【受講歴】直前フォロー答練(福田クラス) 全国公開模試 他
2024年度

1 司法試験の受験を決意した経緯、合格までの道のり

 前職でお世話になった上司が会社から不当な懲戒処分を受けたことが、弁護士となるため司法試験の受験を決意したきっかけです。

 仕事があったため夜間の法科大学院を修了しました。受験1回目~3回目まで短答式は合格するものの、論文の得点が伸びず不合格が続いていました。論文の学習方法を抜本的に変えなければならないと思い、司法試験の過去問を扱う本多先生の個別指導を申し込みました。その結果、論文全体の底上げを図ることができ、前年から1,000人以上も順位が上昇し、司法試験に合格することができました。

2 受験対策

①辰已講座の利用方法とその成果

・本多先生の個別指導
 本多先生から学習効果の高い過去問を出題いただき、添削を受けました。本多先生の添削と個別指導は答案の一行一行、丁寧になされるため、自らの答案の課題を知り、改善をする大きなきっかけとなりました。指導内容も柔軟に変更していただき、司法試験過去問のみならず直前フォロー答練の添削・指導も依頼しました。他の予備校の個別指導では指導内容や教材に制約があることが多いため、柔軟な指導をお願いできる点が辰已の個別指導の強みだと思います。

 

・辰已全国模試
 仕事の関係で会場受験できなかったので、オンライン同時中継で自宅受験をしました。辰已全国模試は他社の模試と比べて日程が豊富であり、オンライン同時中継があるのが魅力的です。辰已全国模試は、司法試験本番でも論点が的中し、「辰已全国模試を受けて良かった!」と試験を受けながら心の中でガッツポーズをしました。辰已全国模試を受験することで、模試を受けない他の受験生と大きな差をつけることができます。

 

・直前フォロー答練(福田クラス)
 司法試験直前期は、他予備校は答練を実施しておらず、直前フォロー答練が唯一の初見問題を解き、添削を受ける貴重な機会です。直前フォロー答練についても司法試験で論点が的中しました。辰已法律研究所の教材作成スタッフの方々には、感謝の念に堪えません。

②私がやって成功した方法

 一つ目は、毎日必ず起案することです。

 司法試験は限られた制限時間で頭をフル回転させ、数千字の文章にまとめあげる一種のスポーツだと考えています。論文の試験会場で瞬発力を出すためには、日頃から答案を書き続けて論文作成の型を身につけることが必要です。毎日必ず1通起案すれば、他の受験生と圧倒的な差をつけることができます。司法試験過去問や答練の2時間のフル起案の時間がないときは、予備試験過去問や演習書など短い時間でもいいので、毎日必ず答案を書きましょう。論文を書くスピードが抜群にアップします。

 

 二つ目は、論証は論文で使う形で(論文の中で)記憶することです。

 司法試験委員に嫌われる答案で最たる例は、論証パターンの貼り付け答案です。試験委員に嫌われる原因は、①論証を貼りつける位置がおかしい(体系が分かっていない)、又は②論証とあてはめが一致していない点のどちらかにあると思います。論証を論文の形で覚えることで、①と②の課題を一挙に解決することができます。あくまでも論証は答案作成のためのツールであり、丸暗記するだけでは役立たないことを意識すべきです。

③私が使用した本(基本書か辰已書籍の中で役に立ったものに限る)

・ロープラクティス民法、商法、民事訴訟法

 民事系に苦手意識があり司法試験の成績も振るわなかったため、福田先生が演習書としておすすめされていたロープラクティスを民事系対策の中心にしました。答案例を入手し、論述の流れをつかむイメージで、答案構成とあてはめを10回以上繰り返しました。その結果、民事系の基礎が盤石となり、司法試験本試験で民事系3科目が合計で30点以上アップしました。苦手な科目については、司法試験過去問や司法試験型答練を解く前に、短文事例のある演習書を回転することをおすすめします。

3 自己の体験を踏まえ、これから受験する人へのアドバイス

①LS在学生へのアドバイス(在学中にやっておくべきことなど)

 未修コースの方は、短答3科目をしっかり学習しましょう。未修コースはかなりの割合の方が短答で不合格となります。未修コース1年目から、辰已の肢別本やアプリ、短答パーフェクトを活用して、空き時間には短答学習に力を入れましょう。早いうちから、短答式3科目で120点前後が取れるようになると、論文学習に集中することができます。そして、司法試験過去問や答練など、答案を作成する時間を意識的に作りましょう。未修コースの学生は既習コースと比較して、圧倒的に起案量が不足している傾向にあります。毎日コツコツ答案を書き、既習コースと並ぶくらいの起案量を確保すれば、司法試験の合格可能性が高まります。

②来年初めて受験する方へのアドバイス(試験当日までの過ごし方など)

 全国模試を必ず受けて、試験期間中の振る舞いを確認しましょう。具体的には、起床時間や何を食べるかなどのコンディション面は、どのような教材を持ち込み学習するのか学習面をできるだけ具体的にイメージトレーニングしておきましょう。司法試験本番に落ち着いて受験するために、模試をフル活用してください。また司法試験はメンタルの要素が大きいです。会場の雰囲気にのまれないよう、できるだけ平常心を意識しましょう。第2回辰已全国模試くらいのイメージで、気負わず司法試験本試験を受験してください。

③来年のリベンジ合格を目指している方へのアドバイス(試験当日までの過ごし方など)

教材

 まずは使用する教材、講座を決めて、本試験までその教材・講座を信じることが大切です。SNSや合格者、予備校の宣伝などにより、あれもこれも気になって様々な教材・講座に手を広げてしまい、消化しきれない複数回受験生を沢山見てきました。(かつての自分もそうでした。)使用する教材、講座を決めることで、学習に迷いが無くなり学習効率が上がります。一度「これ」と決めたら信じて学習しましょう。

 また、受験回数が増えると、様々な人から「もう合格は難しいのでは」「別の進路にしてはどうか」とありがたいアドバイスを受けることが多々あります。しかし、自分が納得するまでは受け続けるべきです。司法試験合格までの必要な学習量は人それぞれで異なるため、ある時急激に成績が伸びる瞬間があります。他者の意見だけで、自分の可能性を閉ざすのはもったいないです。諦めず学習を続けましょう!

④社会人受験生へのアドバイス(限られた可処分時間の有効な活用法)

 通勤時間や仕事の休憩時間は、論証や短答など暗記ものの学習に充てるのがおすすめです。トイレの戸に覚えられない論証を貼ったり、お風呂に論証集を持ち込んだりするなどして、家でも、すき間時間を活用することができます。ただし、睡眠時間を削る、家族サービスを削るなどして無理に可処分時間を増やすことはやめましょう。繰り返しになりますが、健康を維持すること、特にメンタルを維持することが司法試験合格に必要不可欠です。そして、心配や迷惑をかけた家族や職場の方々に対しては、司法試験に合格してから沢山恩返ししてください。

辰已受講歴

●2024年
直前フォロー答練(福田クラス)
本多先生の個別指導
全国公開模試

●2023年
直前フォロー答練(西口クラス)
全国公開模試

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