【お知らせ】『令和6年司法試験論文式試験刑法出題大予想 承継的共同正犯』を公開しました。
司法試験
公開日:2024年07月12日
司法試験の辰已法律研究所では、毎年、受験生の皆様に司法試験の中休みの日の論文式試験刑事系対策用の情報や教材を提供しております。
そこで、今年は、出題の周期性や考査委員の関心分野であることなどを総合して、刑法の承継的共同正犯に関する情報や教材を提供させて頂きます。
まず、承継的共同正犯は、令和元年司法試験論文式試験刑事系科目第1問で問われて以降、正面からの出題はありません。
また、令和6年司法試験考査委員(出題委員)である安田拓人京都大学大学院法学研究科教授が、「刑法総論の基礎にあるもの 第21回 承継的共同正犯」法学教室507号P.90~98を執筆され深く分析されております。このため、承継的共同正犯は、令和6年司法試験論文式試験刑事系科目第1問で問われる可能性が高いといえます。
そこで、対策方法ですが、まずは、安田教授も当該法学教室の連載で重視している、最決平24.11.6(刑集66-11-1281、百選Ⅰ(第8版)81事件)と、最決平29.12.11(刑集71-10-535、百選Ⅰ(第8版)82事件)をしっかりと復習しておく必要があると思います。
また、参考教材として、承継的共同正犯に関する上記2つの最高裁決定を参考判例とした、2023(令和5年)辰已・司法試験全国公開模試刑事系第1問の教材を下記に公開させて頂きます。学習の便宜となれば幸いです。
皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げます。
あなたの熱意・辰已の誠意
辰已法律研究所